UMAチュパカブラの仕業か? 目がくり抜かれた羊の死体がメキシコで発見される!

 メキシコにて、奇妙なオスの羊の死体が発見されたが、あまりに死体の状況が不気味であったことから吸血UMA(※)「「チュパカブラ」の仕業ではないかと地元で騒動になっているという。

(※) UMA(ユーマ、Unindentified Mysterious Animal)とは未確認生物を意味する和製英語。未確認生物とは何世紀にもわたって語り継がれてきた物語や伝説に登場したり、また、今日でも目撃例があるが実在が確認されていない生物のことだとされている。物語、伝説、噂話などで語られる生物であるため、科学的な対象ではなく、“オカルト”に分類される。英語圏で、未確認生物はCryptid (クリプティッド)と呼ばれ、これを研究する学問はCryptozoology(クリプトズーロジー、暗号生物学)と呼ばれるのが一般的。

 この事件はメキシコ国内のレオナ・ビカリオに住むジェニ・シルビア・パルドさんがSNSに上げた奇妙な羊の死体の報告が発端となっている。彼女は午前7時に飼っているオスの羊が何らかの補食生物に襲われて死亡しているのを発見。その死体はのど笛と口元に大きな傷があった他、目がくり抜かれているというものだった。彼女によれば、この羊は前日の午後は元気に過ごしていたそうだが、一夜明けたらこのような姿になっていたという。

UMAチュパカブラの仕業か? 目がくり抜かれた羊の死体がメキシコで発見される!の画像1
画像は「Daily Star」より

 写真を見た人達からは、羊の無惨な姿から中南米で目撃されている吸血UMAチュパカブラに襲われたのではないか、という声が集まった。チュパカブラはスペイン語で「ヤギの血を吸うもの」という意味を持つ、不気味な生物だ。大きな赤い目をしているとか、大きさは子ども程度しかないが大きくジャンプするなど非常に身軽な生物であると考えられている。世界的に有名になったのは1990年代頃だが、中南米では1970年代から目撃情報が相次いでいたようだ。当然、地域の人々もチュパカブラの存在を知ってはいたが、本当にチュパカブラのような生物が棲息しているのか確認されたことはない。それもあってか、写真を見た人の中には彼女が「何日も前に死んでしまった羊の死体を発見し、気が動転しているだけではないか」という指摘も上がっていた。

 ある人はこの羊がジャガランディ(※南アメリカ大陸に生息する小型のネコ科の生物)によって補食された物ではないかと仮定している。ジャガランディは通常、襲った獣の柔らかい部分、たとえば目や舌を食べるという。ジャガランディでなくとも、同様の行動をする別の動物が羊を食べたのかもしれない。しかし、彼女は間違いなく羊は前日まで生きていた、と主張している。

 ちなみに別の人は「動物の脳塊を食べる鳥」の仕業だとする言い伝えが自分の住む村にある、という興味深い証言をしている。その鳥は夜行性で、村ではXnucと呼ばれているそうだ。

 果たして、羊を襲ったのはチュパカブラか、ジャガランディか、それともまた別の生物なのか?皆さんも画像を見て考えてみてほしい。

参考:「Daily Star」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
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