江戸時代のUFO「うつろ舟」に激似! オーストラリアの巨大漂着物に当局も困惑
7月15日土曜日、オーストラリアのグリーン・ヘッドの浜辺ににてかなり大きな円筒形の物体が漂着しているのが発見された。問題の物体は薄茶色で長さ3m、幅2.4m、表面にはフジツボ等が付着しているので長い間漂流していたことが伺える。
発見者は海岸を車で通りがかかった二人組で、自分たちの乗っていた四輪駆動車を使ってこの物体を海岸に引き上げ、地元警察に通報した。しかし現場に到着した誰もが巨大な円筒形の正体がわからず、頭を悩ませることとなってしまったのだ。
地元の西オーストラリア州警察は、この奇妙な物体を監視するために現場に警察官を配備し、「この物体の出所と性質を特定するために、州および連邦のさまざまな機関と協力して積極的に取り組んでいます」 と声明を発表している。
こういった正体不明の落下物や漂着物があった場合、よくUFO(※1)の残骸ではないかと疑われたりするものだが、今回は乗員を乗せたまま行方不明になったマレーシア航空370便の一部ではないかと推測する説が多かったようだ。しかし当局はこのネット上の説については否定しており、むしろ外国の打ち上げたロケット等の残骸である可能性が高いとして、オーストラリア宇宙庁と共に調査に当たっているとのことだ。
ところで、こうした漂着物で真っ先に思い起こされるのがうつろ舟(虚舟)だろう。滝沢馬琴の『兎園小説』によれば享和3年(1803年)2月22日、常陸国にある小笠原越中守の領地「はらやどりという浜」の沖に船らしきものが見えた。浦人らが小船を出し浜辺まで曳いてくると、その船は丸い形で差し渡しは三間ほど、舟の上部には「ガラス障子」があり松脂が塗ってあった。低部には鉄板が重ねて張ってあり、上部から中を見通すことができた。
船内には、髪の長いロシア人に似た服装をした美しい女性が1人だけ乗っていた。女は大きさ2尺ほどの箱1つを持ち、その箱に人を寄せ付けようとしなかった。船の中にはカーペット、水、肉、茶碗、菓子のようなものがあり、見知らぬ文字のようなものがたくさんあった。事件を領主に知らせると出費もかさむので皆で女性をもう一度舟に戻し沖に流してしまったという。
今回、オーストラリアに漂着した物体もどこかその形状がうつろ舟の描写に似ている。
UFOには未来からやってきた人類が乗っているのではないかという説もあるが、現行の宇宙船の延長線上に未来のUFOがあるとすれば、うつろ舟の形状が今回の漂着物と似ていることの理由にならないだろうか。
(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。
参考:「Coast to Coast AM」
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2024.10.02 20:00心霊江戸時代のUFO「うつろ舟」に激似! オーストラリアの巨大漂着物に当局も困惑のページです。オーストラリア、宇宙船、虚舟、漂着ゴミなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで