「UFOの写真を見た」米議員が証言! 空軍パイロットが撮影、人間の技術ではないと確信

 興味深い証言の数々で話題になったアメリカ下院の「UFO公聴会」だが、開催に尽力した国会議員からも新たな証言が明かされている。かつて米空軍基地で人類由来の技術ではないものが写っている写真を見たというのである。

「存在する技術は現在どの政府も持っていない」

 7月26日にアメリカ下院監視委員会が開催した「UFO公聴会」ではさまざまな興味深い証言が行われ、これまでにない数のUFO/UAPにまつわる“一次情報”が提供され興味深い話し合いが行われた。

 元米空軍将校のデイヴィッド・グルシュ氏は「非人間パイロットの遺体」を当局が秘密裏に保管していると糾弾し、元米海軍パイロットのライアン・グレイブス氏は「ほぼ毎日UFOを見ていた」と告発。さらに元米軍パイロットのデイビッド・フレイバー氏は2004年の飛行中に遭遇したUFOについての詳細を語った。

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デイヴィッド・グルシュ氏 画像は「YouTube」より

 今回の「UFO公聴会」の開催に尽力したのはかねてより政府のUFO情報隠蔽疑惑を追求してきたティム・バーチェット下院議員と、アンナ・ポーリーナ・ルナ下院議員の2人だ。

 ルナ氏は真実を国民に伝えるためにUFOの謎の真相究明に取り組み、国防総省の予算や職員の給与にまで切り込んだ思い切った措置を講じることが必要であるとの見解を表明している。

 ルナ氏をUFOの謎の真相究明に駆り立てている“原点”はどこにあるのか。

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アンナ・ポーリーナ・ルナ下院議員 画像は「YouTube」より

 米メディア「FOX 13」のインタビューで、ルナ氏は米空軍に勤務していたときにUFOに興味を持ったと語っている。ルナ氏自身はUFOを直接目撃したことはないということだが、空軍時代にサイエンスフィクションを彷彿とさせるような証拠写真を見たと話している。

「私が個人的に見た証拠に基づくと、存在する技術は現在どの政府も持っていないと思われます。エグリン空軍基地にいたとき、私は確かに写真を見ましたし、明らかに国防総省が作成したものではない物体を撮影したパイロットとも話しました」(ルナ氏)

 ルナ氏もまた人類に由来するものではないテクノロジーの存在を確信していることになる。

 またルナ氏は空軍時代の2018年、オレゴン州ポートランド空軍州兵基地で空軍飛行場管理者を務めていたときに起こった奇妙な出来事についても言及している。

「ある日の勤務中、何人かのパイロットから領空侵犯に対する反応(スクランブル発進)がありました。彼らが戻ってきたとき、何が起こったのか尋ねました。彼らは『それについてはあまり話せない』と言いました。その後、パイロットの一人が私を物陰に導いて『それはUFOかUAPだったのではないかと思いました』と言いました。この人物はかなり信頼できる人物で、正気で健全な精神を持っています」(ルナ氏)

 ルナ氏はこうした機密を解除し、より多くの情報を明らかにするためにこれからも積極的に活動を続けるということだ。彼女はこの問題が重大な国家安全保障上の懸念であると同時に政府内の透明性の問題であると特徴づけ、この問題の重要性を強調している。

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画像は「Pixabay」より

「私たちはただ真実を明らかにしたいのだ」

 ルナ氏は軍人たちがキャリアへの汚名を恐れてUFOの目撃情報を報告できないことを懸念している。「UFO公聴会」で彼女は前出のグルシュ氏に、これらの問題に取り組むことで命の危険を感じたことはあるかと尋ねた。

 その質問に肯いたグルシュ氏を例にして、ルナ氏は報復の恐怖にもかかわらずグルシュ氏らが証言者として名乗り出たことを称賛すると共にその重要性を強調した。

 ルナ氏は特にグルシュが公に知られていない高度なテクノロジーを示唆する情報を共有したため、身の危険や妨害に遭う可能性を危惧している。ルナ氏とティム・バーチェット下院議員は「私たちはただ真実を明らかにしたいのだ」と述べ真実を明らかにすることが急務であると表明した。

「UFO公聴会」の内部告発者のライアン・グレイブス氏が「ニューズウィーク」最新号でさらに多くの情報が隠されていると言及している。

 UAP非営利団体「Americans for Safe Aerospace」の創設者であるグレイブス氏は「私が彼らに言ったことは氷山の一角です」と語る。

 海軍パイロットとしての在職中、グレイブス氏と彼のチームはバージニアビーチ沖で定期的にUFOに遭遇していたと話し「目に見える推進装置はありません。しかしカテゴリー4のハリケーンの風の中でも動かず、超音速まで加速し、一日中動作し、戦闘機よりも耐久性が高い可能性があります」と説明する。

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ライアン・グレイブス氏 画像は「YouTube」より

 グレイブス氏は、民間パイロットがこうした現象を連邦航空局(FAA)に報告するための直接報告プロセスが欠如しており、そのことが汚名や報復への恐怖、名乗り出ようとしないことに繋がっていることを指摘する。グレイブス氏は特に経験豊富なパイロットが日常的で説明のつかない出来事を目撃しているにもかかわらず、なぜ政府がこれらの報告をもっと真剣に受け止めないのか疑問を抱いており、飛行の安全と国家安全保障を確保するために、UAP問題への関心と意識を高めるよう呼びかけている。

 ルナ氏が訴える透明性、説明責任、未確認の航空現象によってもたらされる潜在的な国家安全保障上のリスクをはじめ、UFO/UAPにまつわる議論が今後さらに活発になることは間違いなさそうだ。

参考:「Howandwhys」「FOX 13」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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