“最恐”都市伝説「メロンヘッド」遭遇例が大量に存在!ヒョロヒョロで巨大な頭と尖った歯…
■メロンヘッドに車を盗まれた少女たち
メロンヘッドがよく現れる道として有名なのが、カークランドの「Wisner Road」である。ここでは頻繁にメロンヘッドが目撃されているが、有名なのは1980年代に起きた事件だ。地元に住む6人の少女がドライブ中、道路脇に“何か”がいるのを発見した。当然のことながらメロンヘッドの伝説を知っている少女たちは、肝試しとばかりに車を止めた。
車を降り、キャーキャーと騒ぎながら少女たちが道を歩いていると、突然車のドアが開く音がした。彼女たちの車に何者かが乗り込み、動き出したのである。車はヘッドライトもつけずに急発進して、少女たちの方へ向かってきた。急いで森の中に逃げ込んだ少女たちは、車が通り過ぎる瞬間、車泥棒の姿を見た。それは子供のような体に巨大な頭をしていて、大きな目はオレンジ色に輝いていたという。少女らをあざ笑うかのような笑い声とともに、車はそのまま夜の闇の中に消え、二度と戻ってこなかったそうだ。
■森の中の親子
メロンヘッドの目撃談の中でも特に有名なのが1964年の事例だ。カートランドから西に10kmほどのウィックリフ郊外をドライブしていた十代の若者たちは、森の中でメロンヘッドらしき生物を発見した。それを追いかけていた若者たちは、森の中で道に迷い、やがて一人の男に出会ったという。
男は第二次大戦中に核兵器の開発に携わっていたが、そのせいなのか頭部に奇形を持った子供が生まれたのだという。つまり、若者たちが目撃したメロンヘッドは彼の子供ということだ。男は、「子供たちのことを黙っている代わりに、政府から大金をもらって隠れ住んでいるのだ」と説明し、若者たちにもこの場所について口外しないように求めた。
しかし、男の案内で町に戻ることができた若者たちは約束を守らず、自分たちの目撃したメロンヘッドについて友人たちに自慢した。彼らは、もう一度メロンヘッドを見つけるために森に入ったが、そこにはなぜか大勢の警官たちがいたという。警官たちはメロンヘッドなどただの噂だと一蹴し、若者たちに家に帰るよう言った。だが若者たちが断ると、彼らは警察署に連れて行かれ、両親を呼ばれたという。若者たちは政府による隠蔽が事実だと知った。
■血まみれの服で車を追跡
ある男性はチャードン郊外の道をドライブ中にメロンヘッドを目撃したという。身長170cmほどで、明るい茶色をした巨大な頭の両側には耳の穴があったという。着ていた服はボロボロで、ところどころ裂けた茶色のズボンや、白いシャツには赤茶色の血のようなシミがついていたそうだ。驚くべきことに、その生物は車と一定の距離を保って、しばらくの間並走していたという(車の速度は40~50km/hほどだった)。
■廃墟探検中に遭遇
メロンヘッドの目撃例はオハイオ州だけでなく、近隣のミシガン州でも報告されている。ミシガン州に住むある女性は、友人たちとレイクタウンの近郊で廃墟を探検中に、頭が異常に大きな男性が自分たちを見ていることに気づいたという。最初こそ挨拶したが、男は何も言わずに彼女たちの方へ向かってきたという。恐怖を覚えた女性たちはすぐさまその場を逃げ出したそうだ。
米国の田舎で語り継がれる都市伝説・メロンヘッド。目撃例の多さから、その存在を証明しようとする人々もまた数多いという。メロンヘッドの正体が明かされる日が来るかはわからないが、人体実験、奇形、政府による隠蔽とミステリアスな要素に彩られた伝説は、今後もオハイオの子供たちの間で語り継がれるに違いない。
(編集部)
参考:「Weird U.S.」ほか
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