ゆりやんレトリィバァが「見た者は死ぬ」八尺様に遭遇!? 心霊体験インタビュー
※本記事は過去に掲載された記事の再掲です
お笑い芸人のゆりやんレトリィバァ(28)が、米NBCの公開オーディション・リアリティー番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演した映像が公開され、舞台上でのダンスや、審査員たちと絶妙な掛け合いに「さすが」といった絶賛の声が寄せられている。
ゆりやんといえば、昨年公開された松本人志が手がける人気バラエティ「ドキュメンタルシーズン6」(Amazon Prime)で、FUJIWARA・藤本敏史や陣内智則など恒例メンバーのほか、森三中・黒沢かずこ、友近、ハリセンボン・近藤春菜といった強者達がいる中で優勝したことからもわかるとおり、今最も脂が乗っている女芸人のうちの一人だ。
そんな今をときめくゆりやんだが、実は、以前トカナで不思議なオカルト体験を語ってくれている。今回は、今話題のゆりやんの超怖い心霊体験インタビューの過去記事を紹介する。
★ゆりやんれレトリィバァ3回連続インタビュー 最終話:心霊体験★
【第1回 NYで弾けすぎた日本人女性】
【第2回ファンとのトラウマ体験】→このインタビュー記事もめちゃくちゃおもしろいです!
記念すべき第3回は、ひとり芸No.1決定戦『R-1ぐらんぷり2017』の決勝に進出するなど、ブレイクの波が来ている女性ピン芸人・ゆりやんレトリィバァさん。コワ~イ話で“何か”を呼んでしまったのか、取材場所となった都内の某カラオケ店では、奇妙な現象も……。
■初めての恐怖体験
●1、カラオケ店2階での心霊体験
――このインタビューでは、恐怖体験など“トラウマ”になった出来事を聞いています。さっそくですが、「イヤだな~」と思った心霊エピソードはありますか?
ゆりやん あれは、2013年春のことでした。怖い話は好きだったんですが、それまでオバケとかは見たことがなかったんです。でも、あるきっかけで“見えるようになった”というか、その半年間ぐらい不思議なことが続いて。最初は芸歴1年目で、単独ライブを初めて開催する時だったんですけど、お客さんの入場時に自分が歌っている音源を流そうと思って。で、歌をCDに収録するために、夜中の3時ぐらいに1人で大阪・難波の某カラオケ店に行ったんです。
――今日は明るい時間ですが、夜中のカラオケって怖いですね。
ゆりやん そしたら、2階の部屋に案内されて。ガチャって開けたら、なんか知らんけど、“ドアを開けておきたい”って、思ったんですよ。怖いとかじゃなくて、理由は分からないんです。
――直感で思ったんですか。
ゆりやん しかも、なんか奥の方がイヤで、できるだけ出口に近いところにいて、しばらく『忍者ハットリくん』の歌を歌ってたんです。
そしたら、隣の部屋から、壁伝いに
「ドン、ドン、ドン!」って聞こえてきて。
“なんやろ? 盛り上がってるんかな~”と思ってて。で、単独ライブのタイトルが「あほあほレトリィバァ」だったんですけど、ハットリくんのメロディで「あほあほレトリ~、あほあほレトリィバァ~」とかって、1人で歌ってたんです。
――何かの呪文みたい(笑)。
ゆりやん そしたら、また「ドン、ドン、ドン、ドン!」って聞こえて、さらに音が大きくなっていくんですよ。私の部屋の机が「ガタッ」ってなるぐらい。で、“もう、はよ行こう”と思って、すぐCD焼いて出たんですけど……。
隣の部屋、誰もいなかったんですよ!
――うわぁ……。
ゆりやん 思わず、「イヤァーーーー!」と叫んで、走って逃げました。そのカラオケ店でアルバイトをしている先輩がいたんですけど、「こんなことあったんです」って話したら、「2階、ヤバイねん」って。
――その2階で過去に何があったんですかね?
ゆりやん ちょっと具体的な原因は忘れたんですけど(笑)。店員さんが掃除とかしてても、「2階は1人で行きたくない」って感じるらしいんです。お客さんからのクレームも2階が多かったとか。そういう怖い思いをしたのは、この時が初めてでした。
――その初体験は確かにトラウマになるほど衝撃的ですね。
●2、公園で八尺様に遭遇
ゆりやん これも同じ年の4月ぐらいの話なんですけど、先輩から「お花見行こう」って誘ってもらったんです。男の先輩3人と、私の計4人で、夜中の1時くらいに自転車で集合して。難波のとある公園に向かっている時、近くにスーパーがあったんですけど、「お花見しながらお菓子でも食べよう」と思いまして。私、自転車漕ぐのが遅いので、先輩2人が先に走ってて、私ともう1人の先輩が一緒に走ってくれてたんです。で、スーパー行く際に公園を横切ったら、滑り台があるんですけど、その裏に1人だけ女の人が立ってて。
――夜の公園に女性が1人でいるって、珍しいですよね。
ゆりやん なんでそれが女の人って分かったかって言うと、滑り台からはみ出てる部分が、肩から上が見えたのと、足元は白いスカートっぽいのが見えたので。髪の毛は黒のロングだったんですけど。そしたら、なぜかずっとピョンピョンと跳んでたんです。あと、何を喋ってるのか、歌ってるか分からないんですけど、なんか聞こえてきてたんです。
――想像しただけでも、気味が悪い……。
ゆりやん “なんや、あの人?”と思ったんですけど、大阪って結構変な人が多いんで、先輩にも伝えずただ見てて(笑)。そこまで気にせず“変な人やな~”という感じで、そのままスーパーに行ったんです。で、公園に戻ってきたら、もちろん時間が経ってるのでその人はいなかったんですけど、先輩に「さっきのあの人、どっか行ってますね~」みたいに話をしたら、「何それ?」って言われて。
――えっ、先輩には見えてなかったってことですか?
ゆりやん 絶対に気付かないワケないんですよ。公園はみんなで同じように横切ってるし、声も聞こえてきてるし。滑り台も視界に入るはずなんで、見えてないワケないんです。だから、「なんで見えてないんですか?」って、先輩を連れて「この滑り台の裏に女性がいたんですよ」って説明したら、その先輩は身長が180cmくらいあるんですけど、滑り台のMAXの位置は先輩より高くて。肩から上が見えてたってことは、バリクソ、デカイ女の人やったっていう。
――うわぁ……。今、なんかゾワッとしました。
ゆりやん もう、「ギャー!」ってなって。先輩も「それはないわ~。滑り台の上にのぼってたんじゃない?」って言って、1人がのぼってみたんですけど、どう考えても肩から上が見えるっていう立ち方は不自然過ぎるし。さらに言ったら、足元も見えてたんで、滑り台にのぼってるワケなくて。「めっちゃデカイ人やん!」ってなって。しかも、そんなにデカイ人やったら、話題になってるじゃないですか。あれはめっちゃ怖かったです。
ゆりやん その後、大阪のなんばグランド花月っていう劇場で怪談のイベントをやった時に「この前、公園で~」ってさっきのエピソードを話したんです。その場に専門家の先生がおられたんですけど、「“それは八尺様”かもしれないですね」って。
――あー! 八尺様って有名ですよ。「ぽっぽっぽ」って言うんですよね。異常な跳躍力とか、足が速いって言われて、たしかにゆりやんさんが見た女性と特徴がピッタリです。
※八尺様は、身長が八尺(約2.4メートル)もある巨大女の妖怪で、むぎわら帽子をかぶり、「ぼ、ぼぼぼ ぽ、ぽぽぽ」という独特の笑い声を出して、若い世代の目撃者を追い回すといわれている。足も速く、車で逃げても追いつかれる。高速道路でも容赦なく追いかけてくる。『八尺様』を一度見てしまったら、死ぬまで呪われるらしい。
ゆりやん 「見たら終わり」とか言われているんですよね……。私は後ろ姿だから良かったんかな? あと先生は「100年ぐらい前に福島で封印されたけど、最近、全国で目撃情報がある」って、おっしゃってました。
■怪談イベントで怪現象「パンパン叩く手」
――初体験のカラオケと八尺様らしきものを見たのが、同じ2013年の春ってのも怖いですよね。
ゆりやん さらにそのイベントのエンディングで、先輩のガリガリガリクソンさんが「ある心霊スポットに行った時、自分に何かが入ってきて、ワケ分からんようになった」みたいな恐怖話を切り出して。お客さんがグーッと集中して聞いていたんです。その時、私がなんとなく客席の方を見てたら、
一番後ろの立ち見席に、1人だけ普通のオバちゃんがニコニコしながら手を叩いてたんですよ。
「パンパン」って。
――えっ、みんなジッと怖い話を聞いてるのに?
ゆりやん またベタなんですけど、終わってから「なんで手叩いてた人いたんですかね?」って周りの人に聞いたら、みんな「知らない」って言うんです。
――ステージからだと立ち見席は見えるはずですよね。
ゆりやん そうなんです。で、お客さんとしてイベントを観に来ていた先輩が、後ろの方に座っていたんです。その方に事情を話したら、「それ僕も聞こえた……」と。エンディングぐらいに、後方から「パンパン」って聞こえてきたらしいんですけど、「おかしい。こんな怖い話をしている時に『パンパン』って聞こえるワケない」って、思って怖くなったそうです。それで、周りの人の反応を見てたら、何人かだけがその音を聞いたのか、振り返ってたんですって。
――ってことは、気付いた人と、何も聞こえなかった人がいたんですね。それどんなオバちゃんだったんですか?
ゆりやん 遠いので顔はよく見えなかったんですけど、普通によく歩いているオバちゃんでした。髪型はボブというより、昔の松田聖子さんみたいな感じで。
――なんとなく雰囲気は想像できましたが……。
ゆりやん その怪談イベントは毎年やってるんですよ。去年の夏、先輩から「今度のイベントで、ゆりやんが前に見たっていう女の人の話していい?」と言われて、「どうぞ~」って言ったんです。で、その先輩が、たまたまガリクソンさんの知り合いの方にお会いしたら、この前のイベントで話していた「ある心霊スポットで自分に何かが入ってきた」と言ってた時に同行してた方だったそうで。「ゆりやんがイベントで手を叩くお客さんを見て~」と説明したところ、「あ……」と、驚いていたと言うんです。
――えっ、手を叩いていた女性に心当たりがあったんですか?
ゆりやん 同行した方の話によれば、心霊スポットへ向けて車で向かってた時、急にガリクソンさんの様子がおかしくなったそうで。行ったことない場所のはずなのに「そこに行ったらお墓あるから」と道案内し始めて、その通りに進んだら、ガリクソンさんがこうやって、
「パンパン」って手を叩いてたんですって。
――ちょ、ちょっと……怖すぎます! えっ、心霊スポットでガリクソンさんに憑依したものが、イベントで話した時に現れたオバちゃんだったってことですかね?
ゆりやん 私もそれで怖くなって。なぜか2013年だけ、立て続けにそんなことが起きました。仕事や健康面は問題なくて、むしろいい年でしたけど。
――よく、「霊感が強くなる時期は売れる」って言う人もいますよね。たくさんの霊を味方につけて“そのオーラをまとう”みたいな。
ゆりやん へぇ~、そうなんですね。それからは特に、怖い思いをしたことはないんですけどね。
■ある意味トラウマになった出来事「マッサージ」
ゆりやん 私、NSC(吉本総合芸能学院)時代に角刈りだったんです。ある時、夜中にリハーサルが終わったので自転車で帰ってたら、前方に中国かアジア系のオバちゃんが立ってて。前を通ったら、めちゃめちゃ吐息混じりの声で「マッサージ」って言われたんです。
――その言い方だと、いかがわしい系のマッサージを想像しちゃいます。
ゆりやん 何人かいたので、“私ちゃうやろ”と思ったんですけど、さすがにちょっと引っかかって。もう1回、また通ったら、またボソッと「マッサージ」って言われて。角刈りだから“男性に間違われたのかな?”と思い、「すみません、さっきから『マッサージ、マッサージ』って言ってくれるんですけど。私、女です」って言ったんですよ。
――スゴい勇気ですね(笑)。
ゆりやん そしたら、そのオバちゃんは日本語があんまり分かってないと思うんですけど、めっちゃビックリしてて。カタコトの日本語で「カタチオトコ!」って言ったんです。“何やそれ?”みたいな。しかもその後、同じ場所を通る度に「あぁ、あの時の!」みたいなリアクションで、めっちゃフレンドリーに接してきて。“あんまりその道は通りたくないな”っていう、そんなトラウマ話もありましたね(笑)。
■(おまけ)取材場所のカラオケルームで突然、ガチ心霊現象
実は、このインタビュー中、出席者6人(ゆりやんさん、吉本興業広報担当者、その娘さん、ライター2名、編集者)全員が体験した心霊現象が起きた。その時の様子をまとめておく。
(インタビュー中)
――心霊体験以外にも、いろんな経験をお持ちなんですね。最初のカラオケ店の話は、ここもカラオケなのでドキリとしちゃいました(笑)。
「ドンッ」
――(全員顔を見合わせ)今、隣の部屋からものすごい「ドン」っていう音聞こえましたね。こっちの部屋のタンバリンが鳴るレベルで壁叩くなんて、すごい力ですね。カラオケの音源が流れてるので、人が騒いでるのかな……この曲は、MISIAの「Everything」ですかね。
ゆりやん あれ? なんか音大きくなってません? 「MISIAの~」って言った瞬間、明らかにダーンと音がボリュームアップしましたよ!
――確かに急に音が大きくなりました……。ていうか、爆音ですね。すごい音です。誰も歌ってないようですが。
ゆりやん まさか、誰もいないってこと……ないですよね?
――試しに、隣の部屋に人がいるかどうか見てきますか?
(全員怯えるなか、2人が確認に行くと、隣の部屋には本当に誰もいなかった。後に全員で確認)
ゆりやん うわっ、怖い。空室で音楽が流れて壁叩いたってことですか? (騒然とする室内で)落ち着いていきや~!
――本物(笑)! いやぁ、怖い話をすると、こういう不思議な現象が起こることもあるんですかね……。あれ、隣の音が随分小さくなりました。霊が去ったのかな?
――今回は興味深いお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました。次に「この人面白いエピソード持ってるよ」と思う方にバトンをつないでもらいたいのですが、どなたかオススメの方はいらっしゃいますか?
ゆりやん 吉本の先輩なんですけど、ダブルアートというコンビの真べぇさんが良いと思います。めっちゃ面白いんですよ。“若手のゴシップ王”と呼ばれていて、怪談系のイベントにも引っ張りだこの方なんで、トカナ向きかなと。ちょっと電話してみますね(と言いつつ、この場で実際に電話したところ……)。あ、OKだそうです! では、次はぜひ真べぇさんでお願いします。
次回はどんな話が飛び出すのか、お楽しみに!
(編集部)
ゆりやんレトリィバァ
1990年11月1日生まれ、奈良県出身。2012年4月、関西大学文学部在籍中に、大阪NSC35期生として入学、13年に首席で卒業。ひとり芸日本一『R-1ぐらんぷり2015』に初参加から3年連続ファイナリスト、17年「第47回上方漫才コンテスト」優勝。得意の英語は、友人から教わりながらの独学というのは驚き。もし芸人じゃなかったら、やってみたいシゴトは「ドバイでCA♪」。
・オフィシャルTwitter
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2024.10.02 20:00心霊ゆりやんレトリィバァが「見た者は死ぬ」八尺様に遭遇!? 心霊体験インタビューのページです。幽霊、心霊、ゆりやんレトリィバァ、八尺様などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで