弓矢で武装し、全裸のまま破壊の限りを尽くす…元世界的オペラ歌手の悲しい末路=英
【世界の変態図鑑】
第1回:植物に欲情する「デンドロフィリア」の男
第2回:イギリス史上最悪の露出狂}
第3回:アリの巣に男性器を突っ込んでED治療?
第4回:カジノ内を全裸で駆け回りV字開脚
第5回:局部に電気を流しながら全裸で車を運転
第6回:「俺の誕生日だぞ!」スパリゾートで全裸自慰
第7回:警察官の前で全裸になった男、完全に逆効果で逮捕
第8回:バナナ男が自らのバナナも露出し逮捕
英国・ランカシャー州の老人ホームに入所していた元オペラ歌手の男性が、外出をめぐって職員と口論になり、怒り狂った末に全ての衣服を脱ぎ捨て、弓矢で武装し、オペラを熱唱しながら施設を破壊して回ったとして逮捕された。
複数の報道によると、逮捕されたのはマーク・ホランド容疑者(63)。ホランドは名門・王立音楽大学出身で、バリトンボイスのオペラ歌手として世界中で公演するなど、輝かしいキャリアを築いてきた。引退後は、冒頭で述べた通り老人ホームで穏やかに余生を過ごしていた。
事件が起こったのは10月2日。ホランドが買い物をしたいと外出を希望したところ、職員はホランドが泥酔状態だったことを理由にこれを却下。すると、ホランドは激昂したものの、一旦は自分の部屋へと戻っていった。しかし数分後、自慢のバリトンボイスでオペラを熱唱し、全裸で部屋から飛び出してきたという。
職員はすぐに警察に通報し、ほかの入所者たちを地下室へと避難させた。入所者の中には寝たきりの老人も多く、避難作業は熾烈を極めたという。
職員たちが対応に追われる中、ホランドは再び自室へ戻り、今度は私物の弓矢を持ち出して威嚇。さらには消火器を噴射し、駐車場の車に向かってコンクリートブロックを投げ落とすなど暴虐の限りを尽くし、これらの破壊行為によって施設は約55万円相当の被害を被ったという。
その後、警官隊が到着し、ホランドはテーザー銃を3度撃ち込まれた末に御用となった。警察官のひとりは「これほどの脅威を感じたことはなかった。彼は私たちにしっかりと狙いを定めて弓を引いていた」と、現場の緊迫した様子を語る。実際にホランドは矢を放ったものの、幸いにも弦が切れたことで誰に当たらなかったという。
また、職員によるとホランドは健康上の理由で自ら施設に入所したといい、「最大限の自由が保障されていた」と証言する。その一方で、ホランドの弁護人は「ホランドが私物として弓矢を持ち込んでいたことを職員は承知していたし、部屋を掃除する際にいじって遊ぶことすらあった。これは未然に防げた事故である」と主張。しかし、裁判所はホランドに懲役6カ月の実刑判決をくだした。
「実に悲しい出来事です。あなたほど教養のある人物が感情を抑えられず、人々に恐怖を与えるなんて……」
判決文が読み上げられる際、裁判長は静かにこう語った。ホランドにはこのほか、施設へ2800ポンド、破壊した車の持ち主に250ポンド、そして避難に携わった職員一人ひとりに250ポンドずつ慰謝料を支払うよう命じられている。
なお、YouTubeにホランドの現役時代の動画がアップロードされており、歌声を聴くことができる。噂に違わぬ美しいバリトンボイスなのだが、今回の事件を知った後だと「この声で歌いながら全裸で走り回り、施設を破壊して回ったのか……」という印象が先に来てしまう。裁判長の言う通り、悲しい事件である。
https://www.youtube.com/watch?v=KenM7QXDfQU
参考:「Metro.co.uk」ほか
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