中に入ると巨大化するUFO、元米空軍将校がマンハッタンで激白

 謎に包まれているがゆえの“UFO”なのだが、その存在自体が時空を歪ませているのだとする主張もある。元米空軍将校が最近登壇したイベントで、当局が掌握しているUFOの中に、大きさは12メートルほどだが内部に足を踏み入れるとサッカー場ほどの空間が広がっているUFOの存在が暴露されたのだ――。

■UFOの内部がサッカー場ほどの広い空間

 その出自はもちろんのこと、その素材も構造も、そして推進方法についても謎に包まれたUFOだが、そのUFO自体が時空を歪めているのだと指摘する声もあるようだ。直径12メートルの円盤型UFOの内部に入ってみると、なんとそこにはサッカー場ほどの広い空間が広がっていたというのだ。

 UFO研究史上、画期的な出来事であった昨年7月のアメリカ下院「UFO公聴会」だったが、その証言者の1人、元米空軍将校のデイヴィット・グルシュ氏は最近、ニューヨーク・マンハッタンで開催されたシークレットイベントで60人を前に講演を行ったことを英紙「Daily Mail」が報じている。

 イベントの参加者には一般のUFOファンのほかにもFBI、CIA、国土安全保障省(DHS)の職員、ハイテク起業家、ウォール街の大物らが列席していたという。部外秘のイベントであり、写真撮影や録音は禁止されていたが、匿名の参加者の1人が盗撮したと思われる会場の写真がリークされている。

「Daily Mail」の記事より

「Daily Mail」紙が接触したイベントの参加者によると、グルシュ氏の情報筋は長年にわたるUAP回収プログラムの中で全長12メートルのUFOの分析に取り組んでおり、その機体の中に足を踏み入れると「サッカー場ほどの大きさ」があると説明したという。

 このUFOは空間と時間の両方を操作して利用することができ、1機だけで年間7万世帯に電力を供給するのに匹敵するエネルギーを利用できるということだ。

 この内部がサッカー場ほどもあるUFOについては昨年6月、地球外生命体との遭遇を政府が隠蔽していることを暴露するための内部告発に協力しているダニエル・シーハン弁護士からも報告されている。

 シーハン弁護士に接触した匿名の内部関係者は、墜落UFO回収プログラムの作業現場において墜落の衝撃で部分的に地中に埋め込まれた直径9メートルの円盤型UFOの内部に入った者が、UFOの中はサッカー場ほどの広い空間が広がっていたと説明し、当人にとってはせいぜい1、2分しか中に滞在していなかったはずであったものの、外で待っていた者には4時間が過ぎていた一件を話したのだった。このような一部のUFOの内部では時間と空間が歪んでいたということになるのだろうか。

 そして今回、グルシュ氏の発言からも時空を歪めているUFOの存在が示唆されることになったことになる。

デイヴィッド・グルシュ氏 画像は「YouTube」より

■「真相追求者は脅迫を受けている」

 参加者によればグルシュ氏はアメリカ当局は1930年代からUFOを保有しており「かなりの量の墜落回収に参加してきた」と述べたという。

 グルシュ氏はまた、UFO/UAP現象の全容を知っている人は50人もいないとも述べ、さらにはかつてアメリカの敵対国のある人物がアメリカの国家安全保障を根底から揺るがすために“非人間的”情報を公開する予定があったことにも言及したという。

 このシークレットイベントの参加者はグルシュ氏に質問することもできた。

 正確な質問内容は不明だが、宇宙人がどのような外見をしているのか、宇宙のどこから来たのかを尋ねる質問があったという。

 それに対しグルシュ氏は、地球外生命体が典型的な“グレイ”に見えると聞いても世界は驚かないだろうし「異次元である可能性もある」と語ったという。捕捉として「彼らが本当の異次元の存在であるというよりも、彼らが使用しているテクノロジーのせいでそう見えるだけかもしれません」ともグルシュ氏は説明したのだった。

「Daily Mail」の記事より

 グルシュ氏はまた空軍時代に自身と他の当局者が大気圏で無人航空機を追跡する方法を教えられたことを明らかにしたという。無人航空機が発する独特の周波数または信号があるというのだ。

 7月の「UFO公聴会」でグルシュ氏はアメリカ政府がUFOを隠蔽する陰謀の一環としてある人物を殺害した可能性についても示唆したのだが、今回のイベントでは真相追求者に対する脅迫にも言及したという。

 さらに「ジェイ・ストラットンなど(かつての)UAP対策本部の同僚も脅迫された」との発言があったといい、真実を追求する者にはその家族にも身の危険が及ぶことが暗に示されているのだという。

画像は「Pixabay」より

 同紙が接触したイベントの参加者の多くはグルシュ氏の話に真剣に耳を傾け、その内容に感服したという。コメントは以下のようなものだ。

「彼は非常に頭が良い。つまりインテル法やUAPに関係するその他の事柄について、ほとんど信じられないほどの記憶力と知識を持っています」

「私の意見では、彼は本物だ」

「ほとんど全員が彼の言ったことを完全に信じ、あるいは少なくとも彼の言っていることを真実だと信じてその夜帰路に就きました」

 今回のシークレットイベントは、毎月さまざまなテーマに焦点を当てたイベントを主催している暗号通貨交換プラットフォームを運営する上場企業「Coinbase」の企画の1つであったが、参加者の多くにとって有意義であったようだ。そしてグルシュ氏にはまだ口にしていない話があるのかどうかも大いに気になる。

参考:「Daily Mail」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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