Googleマップが殺人事件の真相を捉えていた!?行方不明事件が解決

画像は「Googleマップ」より

 スペインの小さな町で発生した殺人事件。なんと、犯行の様子がGoogleストリートビューに捉えられていたという。まるで映画のような話だが、テクノロジーの進歩は犯罪捜査にも大きな影響を与えているようだ。

行方不明事件から殺人事件へ:不可解なメッセージと遺体の発見

 2023年11月、スペイン、カスティーリャ・イ・レオン州ソリア県の小さな町、タフエコ。近くのソリア市に住む33歳の男性が行方不明になった。キューバ国籍のいとこは、行方不明となった男性から「女性と出会い、この地域を離れる。携帯電話は持っていかない」という奇妙なWhatsAppメッセージを受け取り、不審に思って警察に通報した。

 男性の行方が分からなくなってから1か月後の12月11日、警察は近くの墓地で「腐敗が進んだ胴体」を発見したとスペインの新聞エル・パイスは報じている。

 警察によると、事件解明の鍵となったのは、男性が車に運び込まれている写真と、別の場所で遺体のようなものが手押し車に運び込まれている写真だった。偶然にもGoogleストリートビューの車は15年間、この場所を撮影していなかったという。

画像は「Googleマップ」より

Googleマップ、15年ぶりの撮影が事件解明の手がかりに

 2024年11月、警察は被害者と交際していたとされる女性と、彼女の元交際相手とされる男性を逮捕した。警察は、Googleマップの画像は事件捜査に役立ったものの、「決定的な」証拠ではなかったと付け加えている。町の住民は、Googleマップの画像を以前から見ていたが、犯人が何か怪しいことをしているとは思わなかったと述べている。2人は現在も勾留中で、捜査が続けられている。

 15年ぶりのGoogleストリートビュー撮影が、殺人事件の真相を捉えていたという、なんとも奇妙な偶然。テクノロジーは、時に我々の想像を超える形で事件解明に貢献することがあるようだ。今後の捜査の進展に注目したい。

参考:IFLScience、ほか

TOCANA編集部

TOCANA/トカナ|UFO、UMA、心霊、予言など好奇心を刺激するオカルトニュースメディア
Twitter: @DailyTocana
Instagram: tocanagram
Facebook: tocana.web
YouTube: TOCANAチャンネル

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

Googleマップが殺人事件の真相を捉えていた!?行方不明事件が解決のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング更新