「飛行機がビルに突っ込む」飛行機恐怖症の少女が明かす前世の秘密
飛行機に乗ることを頑なに拒否する幼い娘の前世記憶とは――。その記憶は1945年のエンパイア・ステート・ビルディング爆撃機衝突事故の犠牲者の状況と一致するのである。
■爆撃機衝突事故の“前世記憶”を持つ少女
米ペンシルベニア州ピッツバーグ在住のカレンさんは、家族で叔母の家に行く計画を立て飛行機に乗ることを提案すると、8歳の娘のクレアはどういうわけか飛行機に乗ることを頑なに拒否したのであった。
困惑するばかりのカレンさんだったが、話を聞くと飛行機が高層ビルに激突するのを恐れているようで、911事件についてのテレビ番組か何かを見て影響されたのではないかと疑った。
その後も何度か説得したカレンさんが、娘の話をさらに聴いてみると、911のことではなく1945年のエンパイア・ステート・ビルディング爆撃機衝突事故についてのストーリーであることが判明した。娘は衝突の時にビルの79階のオフィスで働いており、事故の犠牲になったというのだ。前世の自分は2人の娘を持つオフィスワーカーで、仕事中はウェーブした赤毛をまとめて結っていたという。
1945年7月28日、米陸軍のB-25爆撃機がニューヨーク・マンハッタンのエンパイア・ステート・ビルディングに衝突し、79階のフロアを貫いて反対側から落ち、3人の乗組員全員と建物内の11人が死亡し、25人が負傷した。
「1945年7月28日にエンパイア・ステート・ビルディングに飛行機が突っ込んだという事実に衝撃を受けました。8歳の子がどうしてそんなことを私に話したのか理解できませんでした」とカレンさんはドキュメンタリー番組「The Ghost Inside My Child」の中で語っている。
カレンさんによれば、クレアはオフィス内で火事が発生し、人々がパニックになっていたと説明したが、その後何が起こったのかは覚えていないと語ったという。
番組の勧めもあって12歳のクレアはカレンさんと共にニューヨークへ行き、エンパイア・ステート・ビルディングを訪れた。
しかしビルの79階は今も入ることができず、クレアは失望したようだ。それでもこのニューヨーク旅行以来、飛行機への恐怖ががなくなったことはクレアにとって幸いであった。
「エンパイア・ステート・ビルディングの墜落事故で自分が実際に死んだことが分かりました」(クレア)
その後、犠牲者のリストを入手した母と娘がくわしく検分したところ、クレアの前世は事故当時40歳で亡くなった女性、アナ・ギャラックさんではないかとの目星がつけられることになった。この女性には2人の娘がいたことが記録に残されている。
「パズルのピースをつなぎ合わせて、最終的に自分が誰だったのかを知るのはうれしいです。私はあの人生にはいないし、もう傷つくこともないし、もう怖がる必要もないと分かりました」(クレア)
クレアの前世はアナ・ギャラックさんだったのだろうか。ひとまず彼女の飛行機恐怖症とトラウマが解消されたことは朗報というべきだろう。
参考:「Daily Star」ほか
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