死んだはずの母親が叫んで赤ん坊が救助された衝撃事件!深い愛が起こした恐ろしくも美しい奇跡…

日本の有名な怪談に「子育て幽霊」がある。死んだ女が、墓の中で生まれた赤ん坊を生き長らえさせるため、幽霊となって夜中に飴を買いに行く――。これと酷似した話は南宋時代の書物に見られ、中国の怪談が日本に普及したと考えられている。これらが人々に訴えかけるのは、「母親は死した後も我が子を愛する」という母性愛の神秘である。そして、似たような話はフィクションの世界だけでなく、現実の世界でもしばしばニュースとなる。
米ユタ州スパニッシュ・フォークで2015年3月6日午後10時30分ごろ、ジェニファー・リン・グロースベックさん(当時25)と彼女の娘、リリーちゃん(当時18カ月)が乗った車が橋から川へ転落した。グロースベックさんは死亡したが、事故から約14時間後、リリーちゃんは救出されて一命を取り留めた。

この事故は、海外のオルタナティブメディア「Anomalien.com」で「死んだ母親が助けを求めて叫び、その不思議な声のおかげで赤ん坊が救助された」事件として紹介されている。この記事によると、事故の翌日7日正午ごろ、漁師が川の中にある車を発見し、当局に通報したという。
現場に到着した救助隊は、すぐには車内に生存者を確認できず、廃車が川に捨てられた可能性を疑った。しかし、どこからか助けを求める声が聞こえてきたため、隊員らが川へ飛び込んで車内を調べたところ、グロースベックさんとリリーちゃんを発見した。
この時、グロースベックさんは既に死亡していた。一方、リリーちゃんは逆さまにぶら下がったチャイルドシートで生きていた。食べ物も水も口にしなかったリリーちゃんが約14時間も生命を維持できた理由は不明である。しかも、気温は氷点下で、川の水も凍てつく冷たさだった。リリーちゃんを救った隊員らは、川から出た後、病院で低体温症の治療を受けたほどである。過酷な環境で赤ん坊の命が助かったのは奇跡としかいいようがない。
後にグロースベックさんは事故の衝撃で死亡したことが判明した。そのため、彼女が助けを求めて叫ぶことはあり得なかった。しかし、救助隊は彼女の声を聞いたと信じている。

救助隊が到着するまでグロースベックさんがリリーちゃんを守り続けていたという不思議な話を聞いても、家族は驚かなかった。なぜなら、グロースベックさんが娘のために何でもする愛情深い献身的な母親であることを知っていたからである。グロースベックさんの弟、ギャレット・グロースベックさんは、メディアの取材に対して次のように語った。
「死んだ後でも、誰かをこんなに愛し続けているという明確な事例は他にないと思います。同じ経験をした救助隊員の皆さん――1人だけでなく全員――がいるという事実によって、私たちは本当に感動しました」


感動的な美談として語られがちな事故だが、英紙「The Daily Mail」では、事故が起こった経緯についても詳細に報じられた。グロースベックさんの車はコントロールを失い、ガードレールを突き破って橋から落下した。こうなった原因として、グロースベックさんが薬物中毒に陥っていた可能性が指摘されている。
検死官は、グロースベックさんの体内から、クロナゼパム、THC、モルヒネ、コデイン、ヒドロモルフォンなどの中毒物質の混合物を発見した。これはヘロインの使用を示す所見だという。また、警察は、マリファナの小さな袋とオピオイド系の鎮痛剤であるトラマドールを車内から発見した。検死の結果、グロースベックさんは頭部に鈍的外傷を受けて死亡したと結論付けられたが、薬物中毒の症状も見られたという。
グロースベックさんは、薬物を使用した状態で車を運転し、事故を引き起こしたと考えられる。しかし、最後の最後で自らの行いを激しく後悔し、愛する娘を守るために奇跡を起こしたのかもしれない。
参考:「Anomalien.com」、「Daily Mail Online」、ほか
※当記事は2022年の記事を再編集して掲載しています。
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