「自らに“死んだ蝶”を注射」危険すぎるSNSチャレンジが招いた悲劇

ブラジルで14歳の少年がSNS上の危険な「チャレンジ」に参加した結果、命を落とすという痛ましい事件が発生した。少年は粉々にした蝶を液体に混ぜ、それを自らの脚に注射。結果的に彼は激しい苦しみの中、1週間にわたって病院で治療を受けたが救うことはできなかった。
少年が行った謎の行為
亡くなったのはダヴィ・ヌネス・モレイラ君(14)。彼は自宅で死んだ蝶を水と混ぜ、即席の溶液を作成。その液体を注射器で自分の右脚に打ち込んだとされる。異変が起きたのはその直後だった。嘔吐や歩行困難といった症状が現れ、容態は急激に悪化。驚いた父親がすぐに病院へ運んだが、病院での治療の甲斐なく、7日後に息を引き取った。
事件の背景とSNSの影響
地元警察は、モレイラ君がこの行為をなぜ行ったのかを調査している。一部のブラジルのメディアでは、彼がネット上で見つけた実験を真似した可能性があると報じている。しかし、彼自身は亡くなる前、「ネットで見たわけではない」と否定していたという。
この行為の背景には、SNS上で広がる「危険なチャレンジ」の影響があると考えられている。近年、ネットでは「チャレンジ系動画」として危険な行為を促す投稿が後を絶たない。特に若者の間では、好奇心や注目を集めたいという心理から、無謀な行動に出るケースが増えている。

死因は何だったのか?
専門家によると、モレイラ君は 空気塞栓、感染症、またはアレルギー反応によって命を落とした可能性がある。ブラジルの医師ルイス・フェルナンド・D・レルヴァス氏は「この液体の作り方や、どれほどの異物を体内に注射したのかは不明だ。しかし、注射器内に空気が残っていた場合、それが血管に入り込み、命に関わる状態を引き起こすこともある」と警鐘を鳴らしている。
また、捜査当局は敗血症性ショック(体内の毒素が原因で臓器が機能不全に陥る症状)も考えられるとして、少年の死因を詳しく調査中だ。父親が自宅を掃除していた際、彼の枕の下から使用済みの注射器を発見したことから、警察はこれを重要な証拠として分析を進めている。
危険な「ネットチャレンジ」への警鐘
今回の事件はSNSが持つ負の側面を改めて浮き彫りにしたといえるだろう。多くの若者が「注目されたい」という気持ちから危険な行動に出る。しかし、その代償は取り返しのつかないものになることもある。どうせやるなら将来の自分にプラスになる挑戦を選びたいものだ。
参考:Daily Star、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「自らに“死んだ蝶”を注射」危険すぎるSNSチャレンジが招いた悲劇のページです。注射、SNS、チャレンジなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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