【高すぎ】中国に新たな「世界一高い橋」誕生へ! 625mの絶壁を跨ぐ驚愕の建造物

中国の貴州省に、また一つ世界を驚かせる巨大建造物が誕生しようとしている。北盤江(ほくばんこう)の険しい谷間に建設中の「花江大峡谷大橋」だ。完成すれば川面からの高さは実に625メートルに達し、文句なしに世界で最も高い橋となる。開通は2025年後半に予定されている。
高い橋の名所・貴州省がまたも記録更新
山が多く複雑な地形で知られる貴州省は、まさに「高い橋の博物館」とも呼べる場所だ。世界の高い橋トップ100のうち、半数以上がこの省に集中している。貴州省が世界一高い橋の記録を打ち立てるのは、これが初めてではない。
2003年には、関興高速道路の北盤江大橋が、世界で初めて高さ1000フィート(約305m)の壁を破る吊り橋として記録を樹立。2016年には革新的な構造を持つ都格北盤江大橋が世界一の座を獲得した。そして2025年、花江大峡谷大橋が完成すれば、貴州省は三度、世界一高い橋の称号を手にすることになるのだ。
貴州公路集団のチーフエンジニア、Zhang Shenglin氏は中国日報のインタビューに対し、「現在、橋全体の進捗率は95%に達しており、2025年後半の開通を計画している」と自信を見せる。「その時、『地球の裂け目』と呼ばれるこの峡谷を跨ぐこの巨大プロジェクトは、中国のインフラ技術力を示す新たなランドマークとなるだろう」と語った。

「地球の裂け目」をわずか3年で繋ぐ
花江大峡谷大橋の建設が正式に始まったのは2022年1月18日。それからわずか3年余りで、中国の技術者たちは世界で最も印象的な橋の一つを完成させようとしている。全長2890メートルにも及ぶこの巨大な橋は、巨大なコンクリート製の主塔に支えられ、北盤江の最も深い部分、「花江大峡谷」あるいは「地球の裂け目」とも呼ばれる場所の上空、約610m以上もの高さに架けられる。
世界記録を更新し、インフラ技術で世界を驚かせることもさることながら、中国がこの橋を建設したのには、より実用的な目的がある。現在、この巨大な峡谷を横断するには、曲がりくねった道を車で約1時間かけて走るしかない。しかし、花江大峡谷大橋が開通すれば、その所要時間はわずか1分程度にまで短縮される見込みだ。
単なる橋ではない!? 観光名所としての魅力も満載
世界一高い橋の開通は、まず貴州省の人々や企業に大きな恩恵をもたらすだろう。しかし、地元当局はさらに、この橋を国内外からの観光客を惹きつける魅力的なスポットにすることも計画している。
橋の主塔の一つには、ガラス張りのエレベーターが設置され、息をのむような周辺の景色を眺めることができる。さらに、展望バー・カフェ(星空観察も楽しめるかもしれない)や、路面の下にはガラス床の展望スペースも設けられ、訪れる人々はまるで空中数百メートルに浮かんでいるかのようなスリルを味わえるだろう。そして、スリルを求める人々のためには、世界で最も高い場所からのバンジージャンプも用意される予定だというから驚きだ。

花江大峡谷大橋は、2025年6月30日の開通式をもって、正式に世界で最も高い橋となる予定だ。その壮大な姿は、中国の技術力の象徴として、そして新たな観光名所として、世界中の注目を集めることだろう。
ただ、これだけの高さになると景色を楽しむ前に「本当に大丈夫なのか?」と足元の安全をつい確かめたくなるのも人情である。
参考:Oddity Central、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊【高すぎ】中国に新たな「世界一高い橋」誕生へ! 625mの絶壁を跨ぐ驚愕の建造物のページです。中国、橋、貴州省などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
歴史最新記事
人気記事ランキング更新
- ・歌舞伎町でヤクザを12人も血祭りに
- ・帝国と共に消えたロストテクノロジー、伝説の兵器「ギリシア火」
- ・山奥に現れた「巨人の扉」の正体とは?
- ・1万2000年前、超古代文明は「彗星衝突」で滅んだのか?
- ・大洪水神話はフェイクニュースだった!?
- ・ビッグフットの正体は聖書最初の殺人者「カイン」だった?
- ・少年39人が死亡した残酷な“成人式”
- ・【封印された奇習】女性が醜くなるため… “悲しき通過儀礼”
- ・元祖“乗り鉄”の「ホーボーサイン」とは?
- ・米露首脳会談の通訳はタイムトラベラー!?
- ・トランプ大統領“生成AI説”が浮上か!?
- ・危険な現実逃避「リアリティ・シフティング」とは
- ・歌舞伎町でヤクザを12人も血祭りに
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・マーク・ザッカーバーグ、マーク・ザッカーバーグを訴える
- ・ニュース生放送中に“謎の手”が出現!キャスターも戦慄
- ・「9月は地震の月になる」カリスマ予言者が警告!
- ・【独占インタビュー】予約2年待ちの霊能者「岡本雅之」が明かす“運命の変え方”! 人生の選択肢を増やす『超次元エネルギー』とは?
- ・札幌の80代女性が100万円詐欺被害!「宇宙規模」のロマンス詐欺
- ・帝国と共に消えたロストテクノロジー、伝説の兵器「ギリシア火」