【警告】太陽フレア“本番”襲来か!Xクラス連発で通信障害も… 専門家「数日中に地球直撃の恐れ」

ここ数日、太陽の活動がきわめて活発になってきており、連日のように太陽フレアが発生している。一部で通信が乱れる事態も起きているということだが、専門家によれば太陽活動の猛威はこれからが“本番”であるという――。
■太陽活動の激化はこれからが本番
5月14日、日本時間17時23分、太陽の「AR4087」の領域からX2.7クラスの大規模な太陽フレアが発生した。
Xクラスのフレアは太陽嵐の規模で最も強力で、通信を妨害し、衛星に損害を与え、地球上の電力網を脅かす可能がある。
14日のX2.7のフレアは地球の広い範囲に影響を及ぼすほどの威力があり、実際にこの日、高周波無線信号が妨害され、欧州、アジア、中東の一部の無線通信事業者の通信が途絶えた。
専門家らは、今後数日中に太陽黒点「AR4087」が地球の真正面を向くようになるため、太陽フレアの影響力が高まると警告している。
「この活動的な領域が視界に近づくにつれて、特にこの現象は激しくなってきています」とオーロラ研究者のヴィンセント・レドヴィナ氏は自身のXに書き込んでいる。
同氏はさらに、Xクラスのフレアに続いて、太陽黒点は別のM5.3クラスの太陽フレアを放出したと追記した。
「ここ(活動的な地域)は今後数日間で何を計画しているのか……待って見ているしかありません」(レドヴィナ氏)
同日、その後の20時19分(日本時間)には同じく「AR4087」で別の太陽フレア(M7.7)が発生しており、今後もまだまだ活発な活動を見せることが予想されている。
昨年5月、地方および国の政府機関の代表者が集まり、机上演習を実施し、激しい太陽嵐に対するアメリカの備えの大きな弱点が明らかになった。
演習は2日間続き、参加者は太陽が太陽フレアよりも規模が大きく影響力の大きい巨大な「コロナ質量放出(CME)」を複数回地球に向かって放たれたシナリオが想定された。

これらの巨大な荷電粒子の雲は、地球に到達するまでに数日かかり、大気圏に激突すると、地球の磁場と上層大気に磁気嵐と呼ばれる大きな混乱を引き起こす可能性がある。
このシナリオでは、結果として生じる磁気嵐が地球上の技術的混乱につながる。
演習参加者は、宇宙天気予報能力に大きな制限があるため、迅速かつ効果的な意思決定ができないことにすぐに気づいた。警報が発せられた時にはすでに“時遅し”なのである。
この演習では太陽がもたらすあらゆるフレアをアメリカ本土が乗り越えられるよう、予測技術と手法を改善する必要性が強く示される結果となった。
太陽フレアについては情報は総務省やNICT(情報通信研究機構)の「宇宙天気予報」などのウェブサイトで確認できる。太陽活動が活発な時期だけに、当面は必要のない電化製品や電子機器のコンセントを抜いておくなどの対策を心がけたいものだ。
参考:「Daily Mail」、「宇宙天気予報」ほか
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2024.10.02 20:00心霊【警告】太陽フレア“本番”襲来か!Xクラス連発で通信障害も… 専門家「数日中に地球直撃の恐れ」のページです。太陽フレア、磁気嵐、通信障害、太陽嵐などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで