70年前の桃の缶詰を開封した結果… 中から現れた“悪夢”のような光景

70年前に製造された桃の缶詰を開封するという、なんとも凄まじい動画が話題となっている。動画では、この年代物の缶詰と新品の桃缶が比較されるのだが、その中身はあまりにも対照的だった。
新品の缶詰から現れたのは、誰もが知る美味しそうな桃の果肉だ。一方、70年の時を経て開封された缶詰から流れ出してきたのは、もはや桃とは呼べない何かであった。
黒いヘドロと化した悪夢の中身
70年の歳月を経た桃は、見るも無残な姿へと変貌していた。缶の中は、有毒そうな黒い液体と、腐敗して原型を留めない塊で満たされており、まるでヘドロのようである。もし口にすれば即死は免れないだろう、そんな雰囲気が画面越しにも伝わってくる。



幸いなことに、モニター越しに匂いが漂ってくることはない。2025年の世界にようやく姿を現したこの「70年モノの桃」には、もはや盛大な葬儀を執り行ってやるのが一番の供養なのかもしれない。
古い缶詰に潜む“致死的”な危険性とは
何十年も前に賞味期限が切れた缶詰を食べることは、言うまでもなく極めて愚かな選択である。そこには、致死的な危険性が潜んでいる。
まず考えられるのが、ボツリヌス症だ。これはボツリヌス菌が産生する毒素によって引き起こされる重篤な食中毒で、死に至るケースも少なくない。
さらに、化学物質による汚染のリスクもある。特に1950年代以前に製造された缶詰には、蓋を密閉するために鉛を含むはんだが使用されていることが多かった。長年の間に果物に含まれる酸が缶の金属を溶かし、鉛などの重金属が食品に漏れ出すことがあるのだ。これを摂取すれば、重金属中毒や長期的な健康被害を引き起こす可能性がある。
ここから得られる教訓はただ一つ。たとえ見た目が完璧に密閉されているように見えても、年代物の缶詰を口にすることは、極めて危険な賭けであるということだ。好奇心は、時に命取りになる。
参考:Boing Boing、ほか
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2024.10.02 20:00心霊70年前の桃の缶詰を開封した結果… 中から現れた“悪夢”のような光景のページです。缶詰、ボツリヌス、賞味期限などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで