【閲覧注意】最も残酷で奇妙な6つの刑罰 ― 歴史の闇に葬られた驚愕の処刑法

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 人類の歴史は、その驚異的な創造性と共に、底知れぬ残酷性の記録でもある。他者に限りない苦痛を与えたいと願う時、人間は時に恐ろしいほど独創的になる。

 この記事では、歴史を通じて考案された、常軌を逸した残酷で奇妙な6つの刑罰と拷問の方法を紹介する。そのあまりの非道さに、もし気分が悪くなったなら、すぐに読むのをやめて、かわいい動物の画像でも探すことをお勧めする。

1. 壁埋め刑(Immurement)

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Newspaper (1906), Public Domain. Source

「見えないものは存在しない」という発想を、人間に対して適用したのがこの刑罰だ。罪人は、生きたまま壁の中に塗り込められる。単に牢獄で朽ち果てるのを待つのとは異なり、この刑はさらなる残酷さを加える。

 餓えや渇き、寒さに加え、酸素不足の恐怖。そして、体を横たえることもできないほど狭い空間に閉じ込められ、脚が力尽きるまで立ち続け、最終的に絶命するまでその姿勢を強いられるのだ。エドガー・アラン・ポーの恐怖小説『アモンティリャードの酒樽』で有名だが、古代ローマでは純潔の誓いを破った巫女への罰として、実際に執行されていた。

2. 凌遅刑(Death by a Thousand Cuts)

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Le Monde illustré, 27 Feb 1858, Public Domain. Source

 中国語で「ゆっくりと切り刻む」を意味する「凌遅」。西洋では「千の切り傷による死」として知られるこの刑は、拷問と処刑を兼ね備えた、人類史上最も残酷な刑罰の一つである。

 罪人は公共の場で柱や木に縛り付けられ、鋭利なナイフを持った処刑人が、その肉を少しずつ、一片また一片と削ぎ落としていく。時には数時間、あるいは数日かけて行われ、一定数の切り傷を負った後に解放されることもあれば、死に至るまで続けられることもあった。主に国家への反逆といった最も重大な犯罪にのみ適用され、900年代に記録が初出し、1905年になるまで正式に廃止されることはなかった。

3. 白い拷問(White Torture)

 恐ろしい拷問は、古代だけのものではない。「白い拷問」は、比較的最近考案された心理的な拷問法であり、人間の残酷性が今なお健在であることを示している。

 被害者は全身白の服を着せられ、完全に防音された真っ白な部屋に監禁される。照明は影がほとんどできないように設置され、壁や床は滑らかで、触覚的な刺激さえも奪われる。食事も、味のない白いご飯など、味覚への刺激を最小限に抑えたものだけが与えられる。この感覚遮断と隔離は、被害者の精神を内側から破壊していくのだ。イランで政治犯に対して多用された記録があるが、他の国でも行われていると非難されている。

4. 袋の刑(Poena Cullei)

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British Library, Mechanical Curator collection, Public Domain. Source

「袋の罰」を意味するこの古代ローマの奇妙な処刑法は、考案者の正気を疑いたくなるほど異様である。

 罪人は革袋に入れられ、そこに犬、蛇、猿、鶏といった生きた動物が一緒に詰め込まれる。袋の口が固く縫い合わされると、処刑人はそれを川や湖に投げ込む。罪人は、パニックに陥った動物たちに引き裂かれるか、あるいは溺死するかのいずれかで、確実に死に至る運命だった。

5. 竜骨くぐり(Keelhauling)

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Courtesy of the Bournville Village Trust, Public Domain. Source

 海賊が反抗的な船員を罰する方法として、「板歩きの刑」を想像するかもしれないが、実際にはより残酷な「竜骨くぐり」が好まれた。

 罪人は長いロープで縛られ、船の片側から海に投げ込まれる。そして、残りの船員たちがロープを引っ張り、船底をこするようにして反対側まで引きずり上げるのだ。ほとんどの者は、船体に体を打ち付けられたり、溺れたりしてすぐに絶命した。

 運良く生き延びたとしても、船底にびっしりと付着したフジツボの鋭い殻で全身がズタズタに引き裂かれる。その傷は感染症を引き起こし、いずれにせよ、ゆっくりとした苦痛の末に死が待っていた。

6. 磔刑(Crucifixion)

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A Strasburgian painter (possibly Hermann Schadeberg), Public Domain. Source

 キリスト教の象徴として広く知られている磔刑だが、その処刑法がいかに恐ろしいものであったかは、あまり知られていない。手足に釘を打ち込まれる痛みは、この刑の序章に過ぎない。本当の恐怖は、十字架が立てられた後に始まる。

 研究によれば、十字架に吊るされた体勢では、呼吸をすることが極めて困難になるという。息を吸うためには、釘が貫通した手足に全体重をかけ、体を必死に持ち上げなければならない。やがて体力は尽き果て、疲れ切った体でぶら下がりながら、ゆっくりと窒息死していくのだ。この残酷な刑罰は古代ローマだけでなく、ペルシャやギリシャ、アジアでも広く行われていた。

 人類が持つ無限の想像力は、時に芸術を生み、時にこれほどまでに残酷な芸術をも生み出すのだ。時代や場所は変われど、人間の心に潜む暗い創造性は、今も形を変えて我々のすぐそばに息づいているのかもしれない。

参考:ODDEE、ほか

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