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専門家が警告する「人類9割消滅」のポールシフトと大災害 ― 地球の磁極が“衝突”に向かっている？

2025.09.20 16:00 編集部

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専門家が警告する「人類9割消滅」のポールシフトと大災害 ― 地球の磁極が“衝突”に向かっている？の画像1 — イメージ画像　Created with AI image generation

「これは絶滅レベルに近い出来事であり、我々は今、まさにその真っ只中にいる」。スペース・ウェザー・ニュースの創設者であるベン・デイビッドソン氏は、地球が壊滅的な地磁気災害の瀬戸際にあると、衝撃的な警告を発した。

　彼の主張によれば、地球の磁極（ポール）が急速に移動して衝突に向かっており、これが引き金となって巨大な津波や気候の混乱、そして大量絶滅が引き起こされる可能性があるという。最悪の場合、人類の90%が消滅するかもしれない、と彼は予測する。

弱まる地球の盾と、加速するポールシフト

　地球の磁場は、太陽や宇宙から飛来する有害な放射線から我々を守る、目に見えない盾である。しかし、この盾は1800年代以降、最大で15%も弱体化しており、地球は壊滅的な太陽嵐に対して、ますます脆弱になっている。

　その最も顕著な兆候が、磁極の移動、すなわちポールシフトの加速だ。北磁極はシベリアに向かって、かつての年間約10kmから、現在では年間40〜60kmという驚異的な速さで移動している。一方、南磁極はインド洋に向かって移動しており、両者はベンガル湾で“衝突”するコースを辿っているという。

　さらに、かつては高緯度でしか見られなかったオーロラが、近年では低緯度で頻繁に観測されるようになっている。デイビッドソン氏によれば、これは地球の盾である磁場が弱まっている決定的な証拠だという。「過去には10年に1〜3回だった低緯度オーロラが、ここ数年で15〜20回も観測されている。これは、太陽が地球に投げかけるエネルギーが、昔よりもずっと少ない量でオーロラを発生させていることを意味する」と彼は説明する。

専門家が警告する「人類9割消滅」のポールシフトと大災害 ― 地球の磁極が“衝突”に向かっている？の画像2 — 画像は「Daily Mail Online」より

6000年周期のカタストロフと「マイクロノヴァ」理論

　デイビッドソン氏は、地球が約6000年ごとに地磁気の大変動を経験し、さらに深刻な事象が1万2000年ごとに発生するという周期性を指摘する。

　4万1000年前に起きた「ラシャンプ地磁気エクスカーション」と呼ばれる一時的な磁極の反転では、磁場の強さが現在の5〜10%にまで低下。これによりオゾン層が破壊され、気候変動と大量絶滅が引き起こされたことが、化石や火山灰の層から明らかになっている。そして、6000年前に起きた最後のイベントは、「ノアの出来事」と呼ばれ、コロンビアや韓国、ロシアの古代の陶器にその磁気的な痕跡を残している。

　デイビッドソン氏は、この周期的な大変動の引き金となるのが、太陽の「マイクロノヴァ」であるという独自の理論を提唱している。これは、太陽が突如として爆発的なエネルギーを放出し、地球のポールシフトを誘発するというものだ。この理論は主流科学では支持されていないが、彼が指摘する地磁気変動のサイクルそのものは、「揺るぎない科学」であると彼は主張する。

現代文明を崩壊させる太陽嵐の脅威

　SF映画のように聞こえるかもしれないが、地球は1859年に「キャリントン・イベント」として知られる、史上最強の太陽嵐を経験している。この時、世界中の電信システムが誤作動を起こし、電線から火花が散り、オペレーターが感電したと記録されている。

　もし現代、同規模の太陽嵐が発生すれば、その被害は計り知れない。電力網は破壊され、水道、食料供給、GPSに依存する農業、そして緊急サービスはすべて停止する。「3日以内にガソリンスタンドからガソリンはなくなり、食料品店から食料は消えるだろう」とデイビッドソン氏は警告する。米国政府の試算によれば、このような社会的崩壊が起きた場合、数ヶ月以内に人口の90%が失われるという。

　地質学的記録によれば、地球はすでに次なる大変動の時期を過ぎている。「磁場の減衰と磁極移動の加速に基づけば、今後10年から25年の間に、その時は訪れるかもしれない」とデイビッドソン氏は警告する。

　彼によれば、政府はこのリスクを1940年代から認識していたが、パニックを恐れて情報を機密扱いにしてきたという。我々が直面しているかもしれないこの静かな脅威に対し、ほとんど誰も警鐘を鳴らしていない。結局のところ、人類の運命を左右するのは、地上の争いではなく、我々の頭上と足元に広がる、宇宙と地球のダイナミズムなのかもしれない。

参考：Daily Mail Online、ほか