【衝撃X線】腹痛の原因は“腕時計”と“大量のネジ” ― 男性の胃から摘出された「ありえない異物」

激しい腹痛を訴え、病院に担ぎ込まれた34歳の男性。食事も喉を通らないほどの痛みに苦しむ彼を診察した医師たちは、その原因を突き止めるべくX線撮影を行った。そして、現像された画像を見た瞬間、その場にいた誰もが我が目を疑った。彼の体内に写っていたのは、腫瘍でも結石でもない。なんと、食道に突き刺さった「腕時計」と、腸に詰まったおびただしい数の「ナットとボルト」だったのだ。
食道に腕時計、腸にナットとボルト―3時間の大手術
この衝撃的な事件が起きたのは、インドのジャイプールにあるサワイ・マン・シング病院だ。男性の体内から異物を摘出するため、緊急手術が決定。当初は内視鏡による除去が試みられたが、あまりの異物の多さに断念。腹部を小さく切開し、3時間にも及ぶ大手術の末、ついにすべての異物が取り出された。
手術室で撮影された映像には、医師たちが男性の体内から、次々と金属片を摘出する様子が生々しく記録されている。腕時計、ナット、ボルト…。まるで工具箱を丸ごと飲み込んだかのような、信じがたい光景だ。幸いにも手術は成功し、男性は順調に回復しているという。

なぜ人は“ありえないもの”を飲み込んでしまうのか
実は、このような「体内異物」の症例は決して珍しいものではない。世界では、驚くべきものが人間の体内から発見されている。
台湾では、20歳の女子学生が半年続く腹痛の末、胃の中から長さ10cmの「万年筆」が発見された。胃酸でひどく腐食しており、発見が遅れていれば腹膜炎で死に至る危険もあったという。彼女は、試験の成功を祝って泥酔した際に、誤って飲み込んでしまった可能性があると話しているが、その記憶は定かではない。
また、韓国では、54歳の男性が「不安を和らげるため」に、長年にわたって石や瓶の蓋、コインなどを食べ続けていたことが判明。彼の胃からは、総重量2kgにもなる、おびただしい数の異物が摘出された。
精神的な問題が背景に?
これらの症例の多くは、「異食症」と呼ばれる、栄養価のないものを無性に食べたくなる精神疾患や、あるいは極度の不安やストレスが引き金になっていると考えられている。
今回のインドの男性が、なぜ腕時計やナット、ボルトを飲み込んでしまったのか。その動機は、まだ明らかにされていない。しかし、彼の腹部に写し出されたX線写真は、人間の心の闇が、時に我々の想像を絶する、不可解な行動を引き起こすという事実を物語っているのかもしれない。
参考:Mirror、ほか
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2024.10.02 20:00心霊【衝撃X線】腹痛の原因は“腕時計”と“大量のネジ” ― 男性の胃から摘出された「ありえない異物」のページです。異物、異食症、X線などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで