人類は“監視”されていた？核実験の翌日、UAPの目撃数は急増する… 一流科学誌が認めた“人間以外の知性体”介入の可能性

2025.10.29 11:30 文＝仲田しんじ

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人類は“監視”されていた？核実験の翌日、UAPの目撃数は急増する… 一流科学誌が認めた“人間以外の知性体”介入の可能性の画像1 — Image by Gerd Altmann from Pixabay

　一流の科学誌に掲載された研究でUAP（UFO）現象が扱われている――。核実験の前後でUAP現象が増えており、実際にUAP目撃報告も増えていることが科学的に確かめられたのだ。

■冷戦時代の核実験でUAP現象が増加していた

　これまでにも核施設とUFOの関係性がいくつものケースにおいて指摘されているが、エイリアンは特に各国の核実験を監視しているのかもしれない。

　スウェーデンのストックホルム大学と米ヴァンダービルト大学の合同研究チームが今年10月に「Scientific Reports」で発表した研究では、1949年から1957年にかけて行われた核実験と、空に現れる「トランシェント（transients）」と呼ばれる明るい光を放つ一時的なUAP現象の増加との間に明確な関連性があることを報告している。

　これらの一時的なUAP現象は自然現象ではないと考えられており、研究チームのベルリッツ・ビジャロエル氏は、一時的なUAP現象は鏡のように光を反射し、空飛ぶ円盤のように回転する兆候さえ見られたと述べている。

　米カリフォルニア州のサンディエゴ郡にあるパロマー天文台では、1948年11月から1958年4月までの間に天体観測プロジェクト「パロマー天文台スカイサーベイ」が行われたのだが、研究チームはこの時期にアメリカ、イギリス、ソビエト連邦で行われた地上核実験、計124件の日のパロマー天文台観測データを検証した。

　研究チームは、謎のUAP現象が核実験の直前または直後に目撃される可能性が45％高くなることを発見した。

　研究者たちは、核実験が行われている日にUFOの目撃数が増加しただけでなく、写真で撮影されたUAPの総数も8.5％増加したことを突き止めた。またこれらのUAPは核実験の翌日に現れる可能性が最も高かった。

人類は“監視”されていた？核実験の翌日、UAPの目撃数は急増する… 一流科学誌が認めた“人間以外の知性体”介入の可能性の画像2 — 核実験が行われた翌日にはトランシェントが発見される可能性が高いという　画像は「Daily Mail Online」より

「自然は常に私たちが想像もしなかったようなもので私たちを驚かせます。ですから、私の想像を超えた何か別の説明がある可能性も排除できません。しかし私が見た限りでは、人工物を見ているということ以外に一貫した説明は見つかりません」とビジャロエル氏はリモートで出演したテレビ番組「Reality Check with Ross Coulthart」で語る。

　番組司会の調査ジャーナリストで作家のロス・コールサート氏は、「これは人間以外の知能の存在を示す初の科学的証拠となる可能性がある」と指摘した。メインストリームの科学誌にUAP現象が言及されるのはきわめて異例のことであり、UFOコミュニティにとっては快挙と言える出来事かもしれない。

人類は“監視”されていた？核実験の翌日、UAPの目撃数は急増する… 一流科学誌が認めた“人間以外の知性体”介入の可能性の画像3 — イメージ画像　Created with AI image generation

　ある核実験では当日に衛星軌道上に浮遊する人工物体が約60個発見され、UAP目撃報告も増えていた。また核実験とUAP目撃報告の2つのイベントのうちどちらか1つだけが起こった日には、UAPの数は40にまで減少した。

　ビジャロエル氏は1950年代に地球の衛星軌道上で発見されたUAPが今もそこにあるかどうかは不明であるとしながらも、もしそれらが本当に人間以外の知性体によって作られたものであれば、今も地球を周回している可能性があると指摘する。

　今回の研究結果は、UAP現象の発生と核実験およびUAP目撃報告数との間に、偶然を超えた関連性があることが示唆されることになった。はたして非人間知性、つまりエイリアンは冷戦時代の核実験を監視していたのだろうか。そしてもし今でも人類が再び核実験を行えばUAP（UFO）が再び出現するのだろうか。ビジャロエル氏の今後の研究にも注目したい。