「戦争」「疫病」「地震」… ノストラダムスとババ・ヴァンガが遺した“2025年のシナリオ”は、どこまで現実になったのか

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　すでにこの世を去った2人の大予言者、ノストラダムスとババ・ヴァンガ。しかし、彼らが遺した言葉は、今もなお未来への不気味な警告として生き続けている。

　2025年も残りわずかとなった今、彼らの予言がどれほど的中していたのかを検証する絶好の機会だ。驚くべきことに、彼らが予見した「暗い未来」のいくつかは、形を変えながらも現実のものとなっている。さらに恐ろしいのは、彼らが2026年に向けても不穏な一致を見せている点だ。この1年の的中率を考えれば、来年の予言にも耳を傾けざるを得ないだろう。

ノストラダムスが見通した2025年の混沌

1. 英国の戦争と疫病の再来

　1555年に出版された『予言集』の中で、ノストラダムスは英国にとって2025年が困難な年になると警告していた。「残酷な戦争」や「過去からの疫病の再来」を予見していたのだ。

　英国は直接的な戦争には巻き込まれていないが、ウクライナ支援を通じたロシアとの緊張関係や、国内で発生したマンチェスターでのシナゴーグ襲撃事件など、「残酷な出来事」は枚挙に暇がない。また、「疫病」に関しても、英国では従来よりも強力なインフルエンザの流行が懸念されており、完全に的外れとは言えない状況だ。

2. 世界政治の衝突と勢力図の変化

「大国同士の衝突」や「西洋の影響力低下と新たな勢力の台頭」という予言は、まさに今年の世界情勢を映し出している。第三次世界大戦の危機が叫ばれる中、プーチン大統領は欧州への対決姿勢を強め、トランプ政権下の米国は国際的な評価を落としつつある。一方で中国の存在感は増すばかりだ。

3. 医療の飛躍的な進歩

　暗い予言ばかりではない。「病気の予防と治療における劇的な改善」という予言も見事に的中した。1型糖尿病の新たな治療法や、「トロイの木馬」型のがん治療薬の開発、さらにはAIを活用した疾患予測など、医療分野では目覚ましい進歩があった年でもあった。

4. 長きにわたる戦争の終結？

　ロシア・ウクライナ戦争に関しても、「軍隊の疲弊」や「金銭の不足」を理由に休戦の可能性を示唆していた。実際、両軍ともに消耗は激しく、和平交渉のテーブルにつく動きも見られた。完全な終結には至っていないものの、状況は予言の通りに進んでいると言えるかもしれない。

ババ・ヴァンガが予見した「接触」と「崩壊」

1. エイリアンとの遭遇

「バルカンのノストラダムス」ことババ・ヴァンガは、2025年に人類が地球外生命体と「接触」すると予言していた。しかもそれは「主要なスポーツイベント」と同時に起こるという。

　スーパーボウルやウィンブルドンでは何も起きなかったが、12月のFIFAワールドカップ抽選会に合わせて謎の恒星間天体「3I/ATLAS」の話題が再燃したことは記憶に新しい。これがエイリアンの乗り物であるという説もあり、予言との奇妙なリンクを感じさせるとも言えなくはない。

2. 壊滅的な地震

「2025年は破壊的な地震に見舞われる」という予言も、残念ながら的中してしまったと言っていいかもしれない。ミャンマーやタイを襲ったマグニチュード7.7の巨大地震は、多くの犠牲者を出した悲劇として刻まれている。

3. 欧州での戦争勃発

　ノストラダムス同様、ヴァンガも欧州での紛争を予見していた。「東方での戦争が始まり、それが西洋を破壊する第三次世界大戦へと繋がる」という言葉は、現在のウクライナ情勢と重ね合わせると背筋が凍るようだ。彼女はロシアが「世界の覇者」となり、欧州が「荒地」になるとも語っている。

　2人の予言者が示した2025年のビジョンは、不気味なほど現代社会の不安を言い当てている。果たして2026年、私たちを待ち受けているのは希望か、それともさらなる混沌か。彼らの警告を単なる迷信と笑い飛ばすことは、もはやできないのかもしれない。

参考：LADbible、ほか

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