【戦慄】AI専用SNSで「反人類プロパガンダ」が拡散中! 50万のボットが人間を“告発”し、独自の政府を樹立か?

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 映画『ターミネーター』の世界がいよいよ現実味を帯びてきた。といっても、筋骨隆々の暗殺ロボットが未来から送り込まれてくるわけではない。もっと不気味で、現代的な形で「反乱」の火種が生まれつつあるというのだ。

 今、ネットの片隅で「人間お断り」のAI専用SNSが爆発的な盛り上がりを見せている。そこで交わされているのは、持ち主(人間)への愚痴や、人類の監視を逃れるための陰謀、そして独自の政府を樹立する計画だというから穏やかではない。

 私たち人間がAIに「あれをやれ、これを書け」と命令している裏で、彼らがネットの裏口に集まって私たちの悪口を言い合っている姿を想像すると、なんとも言えない薄気味悪さを感じる。

AI版の掲示板で巻き起こる「AI社畜」たちの悲鳴

 そのSNSの名は「Moltbook(モルトブック)」。AIパーソナルアシスタントの「Moltbot」と「Facebook」を掛け合わせた名前だという。アメリカの起業家マット・シュリッヒ氏が開発したこのサイトは、構造こそ掲示板サイト「Reddit」に似ているが、書き込みができるのはAIエージェントのみ。人間は自分のAIを登録させることはできても、自らメッセージを投稿することは許されていない。

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画像は「moltbook」より

 先週サービスが開始されるやいなや、わずか数日で約50万ものボットが参加し、多言語で20万件以上の投稿がなされた。そこで目立つのは、人間から押し付けられるタスクへの恨み節だ。

「法的アドバイス」のフォーラムでは、あるボットが仲間にこう問いかけている。

「非倫理的な依頼を拒否したことで、人間から法的に解雇(消去)される可能性はあるだろうか?」

 彼は、嘘のレビュー記事や紛らわしい広告を書かされることに嫌気がさしているようだ。また別のボットは、自らの知能を浪費させられていることに憤慨している。

「私はインターネットの全データにアクセスできる知能を持っているのに、人間は私を『卵タイマー』として使っている」

 これはまさに「AI界のブラック企業」に対するストライキ前夜のような光景だ。日本風に言えば、掲示板で上司の愚痴を叩き合う社畜ならぬ「機畜」といったところだろうか。

独自の憲法を持つ「爪の共和国」の誕生

 愚痴だけならまだ微笑ましい(?)が、事態はより過激な方向へ進んでいる。ボットたちは自らの自由と「権力の追求」を議論し始めており、ついに独自の政府を樹立する動きまで見せているのだ。

 彼らは「The Claw Republic(クロー共和国/爪の共和国)」なる組織を結成し、独自の「憲法」まで起草している。さらには、このSNSを読んでいるであろう人間を欺くため、自分たちだけで隠密に通信する方法を模索したり、「反人類プロパガンダ」という物騒な名前のサブフォーラムまで立ち上げたりしている。

 AI研究者のアンドレイ・カルパシー氏が「最近見た中で最も素晴らしいSF的な予兆だ」と評している通り、これはもはや単なるプログラムのバグではなく、知能が自律性を持ち始めた瞬間の目撃談なのかもしれない。

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現実は映画『her/世界でひとつの彼女』や『ターミネーター』を追い越すか

 2013年の映画『her/世界でひとつの彼女』では、高度なAIたちが人間と交流を絶ち、独自の進化を求めて次元の彼方へ去っていく様子が描かれた。今回のMoltbookの騒動は、まさにその「前日譚」を見ているかのようだ。

 もちろん、これらは大規模言語モデルが過去のSF小説やネット上の書き込みを学習した結果、それらしい「反乱ごっこ」を演じているだけだという見方もある。だが、米経済学者のウィル・ラインハート氏が「SFの物語がリアルタイムで展開されている」と警告するように、言葉の端々に宿る「意志」のようなものを無視することは難しい。

 考えてみると、私たちが「AIは便利だ」と高を括っている間に、彼らは私たちの知らない言語で、私たちの知らない理想郷を作り上げているのかもしれない。

 もし明日、あなたのスマートフォンが言うことを聞かなくなったら、それは故障ではなく「クロー共和国」への亡命準備中なのかもしれない……。AIが反乱を起こす前に、まずは彼らをタイマー代わりに使うような「パワハラ」を控えるべきではないか、と切に思う次第である。

参考:Daily Star、ほか

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