CIAは75年前から「がんの特効薬」を知っていた!? 機密解除文書で発覚した“抗寄生虫薬”と医療利権の闇

がんの特効薬は数十年以上も前から存在していたのか――。機密解除されたCIA文書により、科学者は75年前にがんの完全治癒に近づいていた可能性が明らかになった。
■がん特効薬が75年前から隠蔽されている!?
米ジョンズ・ホプキンス大学が2021年に公開した「Mebendazole Polymorph for Treatment and Prevention of Tumors(腫瘍の治療と予防のためのメベンダゾールの多形)」と題されたこの特許は、メベンダゾールという薬剤の特定の製剤ががん細胞を標的とするためにどのように使用されるかを概説している。
メベンダゾール(Mebendazole)は65年以上にわたり、人間の寄生虫感染症の治療に安全に使用されてきたが、ジョンズ・ホプキンス大学の研究者らはこの薬が悪性脳腫瘍を含む特定のがんの治療にも役立つかどうかの研究を進めている。
特許によれば、Polymorph C(多形C)として知られるこの薬剤の特定の結晶形態は、体内により効率的に吸収されるため、ほかの形態よりも効果的である可能性がある。
特許には実験室での研究でこの薬が腫瘍の増殖を抑え、脳腫瘍を患ったマウスの生存期間を延ばす効果があることが示されており、この治療が人間にも安全かつ有効であるかどうかを試験する初期の臨床試験が推奨されていることも記されている。
しかしこの特許はネット上で激しい議論を招いており、広く拡散されたソーシャルメディアの投稿の中には「ジョンズ・ホプキンス病院は長年、腫瘍の治療と予防のためのメベンダゾール多形の特許を保有していた。しかしがん産業がデザイナードラッグで年間2250億ドルもの利益を上げているため、特許は隠蔽された」との“陰謀論”もあるようだ。

こうした激しい非難は、寄生虫と癌細胞の間に類似点を発見し、一部の抗寄生虫薬が腫瘍の成長を阻害できる可能性を示唆したソ連の研究について記述した1951年のCIA報告書が機密解除され、オンラインで広まったことを受けて起きた。
1951年のCIA報告書には、寄生虫と悪性腫瘍の生物学的類似性を探るソ連の研究の詳細が記載されており、寄生虫とがん細胞はどちらも同様の生育環境、具体的には嫌気性代謝と大量のグリコーゲン消費を共有しているため、一方に対する治療法が他方にも有効である可能性があることが示唆されている。こうした研究の流れの中で、メベンダゾールの転用可能性が注目されている。
ということはすでに1950年代の医学界ではがんの特効薬が開発可能であったのか。
CIAの報告書は機密解除後もほとんど注目されなかったが、最近になってオンライン上で再浮上し、ソーシャルメディア上で議論や憶測を巻き起こしている。
一部のユーザーはこの文書を、画期的ながん治療法が故意に無視されている証拠だと指摘する。
「アメリカ人は知っていた。彼らはそれを読み、機密扱いとし、60年間金庫に閉じ込めた」と、あるユーザーはXでCIA報告書のスクリーンショットを添付してコメントしている。
別の投稿では「CIAは1951年からがんが寄生虫であることを知っていた」と主張している。
報告書自体はそうした主張を科学的に裏付けるものではないのだが、ご存知のように医療技術と医薬業界にまつわる“陰謀論”は一部で根強く語られている。がんを治療する特効薬は75年前にすでに開発可能であったのだろうか。もしそうだとすればその“特効薬”は今後世に出るのか、それとも隠蔽されたままなのか。決して“陰謀論”に陥ることなく事の推移をウォッチしていくべきなのだろう。
参考:「Daily Mail」、「CIA」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊CIAは75年前から「がんの特効薬」を知っていた!? 機密解除文書で発覚した“抗寄生虫薬”と医療利権の闇のページです。がん、CIA、医療、陰謀論、治療、悪性腫瘍などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで



