原子力空母を「エサ」にUFOを誘き出せ!? 国防総省で練られていた幻の極秘作戦「インターローパー」、撃墜案まで浮上していた

UFOが核に惹かれるのなら、核そのものを海に浮かべて待ち構えればいい。米国防総省の内部で、そんな大胆な「罠」が本気で設計されていた。
使われるはずだったのは、原子力空母を中心とする空母打撃群だ。計画は実行に移されることなく葬られたが、その検討の場では「現れたら撃ち落とすべきか」という物騒な問いまで持ち上がっていたという。
空母ルーズベルトを襲った22件の侵入事案
計画を練り上げたのは2人の人物だ。一人は海軍情報部門の高官で、のちに国防総省のUAPタスクフォース(UAPTF)初代責任者となるジェイ・ストラットン氏。もう一人は、国防総省の先進航空宇宙脅威特定計画(AATIP)を率いたルイス・エリゾンド氏である。
エリゾンド氏が2024年8月20日に刊行した著書『Imminent』によれば、発端は2015年。ストラットン氏のもとに、バージニア州ノーフォークに拠点を置く米海軍艦隊総軍の幹部から、空母ルーズベルトの打撃群にUFOが繰り返し侵入しているとのメールが相次いで届いた。
目撃証言と映像を伴う事案は22件。ストラットン氏は数週間をかけ、これらを土台に作戦計画(OPLAN)を書き上げた。コードネームは「インターローパー(侵入者)」。日時、場所、無線コールサイン、関与した艦艇名、そしてパイロットや乗員の証言を裏付けるレーダーデータまで盛り込まれていたとされる。
ニューヨーク州を超える「核の存在感」を罠にする
作戦の前提にあったのは、UFOが原子力推進や核兵器といった核技術に関心を示している、という当時の計画内部の見立てだ。空母打撃群が帯びる「核の存在感」は、ニューヨーク州全体のそれを上回るほど大きいという。
これを外洋のど真ん中、しかもすでに目撃が多発していた海域に置いて囮とする。周囲には公にされない情報収集手段を潜ませ、何かが現れるのを待つ。狙いは撃墜ではなく観測だった。
エリゾンド氏は、現れた瞬間に決定的な情報を集める態勢を整えるのが目的だったと説明している。速度やテレメトリー、出現と離脱の地点、超音波や低周波といったあらゆる放射を記録し、対象の「生活パターン」を描き出す構想だった。
だが、2人が特別アクセス管理の一種であるACCM(代替補償管理措置)の指定を統合参謀本部に申請すると、2016年が終わる前に却下された。人員も資格も他機関の協力も整っていたにもかかわらず、理由は告げられなかった。拒否は「最上層」から下されたとエリゾンド氏は振り返る。
「撃ち落とすべきか」、会議で浮上した危うい問い
2026年5月、エリゾンド氏はポッドキャスト番組『UAP Unidentified Alien』に出演し、新たな内幕を明かした。計画をめぐる会議の席上、機会があれば1機撃墜すべきではないかという意見が出たというのだ。
Lue Elizondo says shooting down UAP “would be a mistake and a provocation”
— UAP James (@UAPJames) August 15, 2026
“Project Interloper, OPLAN, Operational Plan Interloper was a very real plan that was being developed. I wouldn’t be surprised if other plans very similar to that have been executed.”
Source: @RBIIS pic.twitter.com/6xZojbiVDZ
エリゾンド氏自身は、それは誤りであり挑発行為になると反対したという。同調者は国防総省内にもいたが全員ではなく、過去に実際に試みられたことがあると指摘する者までいたと語っている。
ただし、この話はあくまでエリゾンド氏の証言に基づく。同氏は国防総省の事前審査を通過した内容だから語れると主張しているが、計画書そのものは公開されていない。展開予定の海域や投入される機材、類似の試みの有無も不明だ。もう一人の当事者ストラットン氏の回想録『Out of the Shadows』は10月13日に刊行予定とされ、その記述が待たれる。
TOCANAでは以前、2025年末に複数の情報機関が軍の試験場で「囮」を用いた作戦を行ったとする下院議員の暴露を伝えた。それが事実なら、2016年に門前払いされた発想は、形を変えて生き延びていたことになる。
証言だけで作戦の全貌を語ることはできない。それでも、米軍の頭脳たちが「核を差し出せば彼らは来る」と大真面目に考え、撃墜の是非まで議論していたという事実は、海の上で何が起きていたのかを想像させるには十分すぎるだろう。
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2024.10.02 20:00心霊原子力空母を「エサ」にUFOを誘き出せ!? 国防総省で練られていた幻の極秘作戦「インターローパー」、撃墜案まで浮上していたのページです。UFO、原子力空母、UAP、ルイス・エリゾンドなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで