アブダクションされ墜落したUFOから生還した女性が、やがてたどり着いた結論… ”犯人”は宇宙人ではなかった?

イメージ画像 Created with AI image generation

 エイリアン・アブダクションは仕組まれたマインドコントロール実験だったのか――。墜落したUFOからの生還体験を持つ女性が自分の身に起きた異常な体験の数々を回顧している。

■エイリアン・アブダクションの“闇”

 公認会計士であり、大学講師であり、2人の娘の母親でもあるリア・ヘイリー氏は1994年のインタビューで、数十年前の異常な体験を詳しく語っている。

 エイリアンに誘拐された彼女は飛行中のUFOの窓から外を見ると、眼下の海に巨大な軍艦が見えたという。突然、激しい衝撃に襲われ、後ろに投げ出されて機内の何かに頭をぶつけて意識を失った。

 UFOに何が起こったのかはわからなかったが、次に覚えているのは、浜辺に墜落して損傷したUFOから抜け出し砂浜を歩いていたことだった。

 ヘイリー氏によると、上空には飛行機や軍用ヘリコプターが飛び交い、一帯は軍の支配下にあるように見えたという。誰かが彼女にその場にとどまるように叫んだのを覚えているが、その声がメガホンで増幅されていたかどうかはわからなかった。

 頭痛がひどく、頭が爆発しそうだったという彼女は、浜辺で男がエイリアンを肩に担いで歩いているのを見た。少なくともエイリアンの一人はUFOから回収されたようだ。

 ヘイリー氏はその後、小さなボートが岸に近づいてきて、二人の男が彼女に乗船するように合図したことを思い出した。ボートに乗った彼女はUFOの窓から見た軍艦まで運ばれた。

 軍艦の梯子を登った後、彼女は甲板にまだ生きている別のエイリアンが横たわっているのを見た。彼女はその生き物を助けようとしたが、二人の男が彼女の身体を掴んで艦艇の下層階に連れて行った。彼女の最後の記憶は、階段の一番下の段に座って、激しい頭痛に襲われていたことだった。

 もう一つの断片的な記憶は、二人の男が彼女を軍用機から車に乗せ、その日夫婦で泊まっていたモーテルまで送ってくれたことだった。部屋に着くと一人の男が彼女に銃を突きつけ、もう一人の男が夫が寝ているはずの部屋に入っていったのだった。

 ヘイリー氏はその後、墜落事故が起きたとされる場所を特定しようと試みた。1992年9月、彼女はナバールビーチとフォートウォルトンビーチの間にあるフロリダの海岸沿いを歩き、記憶していた景色と周囲の状況を比較した。彼女は事故はエグリン空軍基地の近くで起きたのではないかと推測したが、正確な場所を特定することはできなかった。

フロリダ州エグリン空軍基地周辺の地図 画像は「Googleマップ」より

 この衝撃的な体験の後、ヘイリー氏はさまざまな異常な出来事に直面する。UFOの目撃、エイリアン・アブダクション、エイリアンとの遭遇、医療的身体検査、注射や薬物の投与、何者かによる尾行と監視などが続き、退行催眠療法を受けてそれらの記憶を呼び覚まして記録してまとめ、著書としてリリースしている。

 しかし調査を続けるうちに、彼女の理解は変化し始め、いつの頃からか地球外生命体の仕業とされる出来事に人間が関与している可能性を考え始めるようになったという。

 ヘイリー氏は長年にわたり政府の研究に関する情報を精査し、多くのアブダクション事件に軍関係者らしき人物が登場していることから、人間による犯行である可能性が高いと考えた。彼女の解釈の修正は、自身の記憶すべてを無意味だと考えているわけでも、何も異常なことは起こらなかったと信じているわけでもないという。とはいえ記憶しているエイリアンのイメージの中には、作為的に見せられたものもあるのではないかと疑っているということだ。

 そしてヘイリー氏の記憶の信憑性を確立するために催眠術に頼ることには、重大な問題があるという。人間の記憶に関する研究では、退行催眠は説得力のある鮮明な記憶を新たに生み出す可能性があることが示唆されている。

 ジョンズ・ホプキンス大学医学部は、催眠術は隠された記憶を取り戻すための信頼できる方法ではないと警告しており、記憶の歪みに関する研究では、暗示や想像力が誤った記憶に寄与する可能性があることが示されている。

 ヘイリー氏は長年自身の体験を調査した末、記憶にある出来事の原因はエイリアンではなく人間にあると結論づけたが、マインドコントロール実験が関与していたとはまだ断定できていないという。

 悪名高きマインドコントロール実験であるCIAの「MKウルトラ」が1950年代初頭から1960年代末にかけて実際に行われていたことが明らかになっているが、ヘイリー氏もそうした実験の被害者だったのだろうか。当事者の証言のみが一人歩きをしがちなエイリアン・アブダクションの“闇”の解明が進むことを期待したい。

参考:「Howandwhys」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

仲田しんじの記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

アブダクションされ墜落したUFOから生還した女性が、やがてたどり着いた結論… ”犯人”は宇宙人ではなかった?のページです。、、、などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

トカナ秘密結社購買部

UFO・宇宙人最新記事

49年ぶり再会、エルズワース事件の2人

UFO・宇宙人

都市上空に2時間浮かんだ白いオーブ

UFO・宇宙人

ケネディ厚生長官がUFO機密説明を告白

UFO・宇宙人