身長3メートルの緑色のヒューマノイドに兵士3人が遭遇、発砲するも薬莢すら残らず…「タラベラ・ラ・レアル事件」

緑色に輝く大男の威容は幻だったのか――。スペインの空軍基地で3人の兵士が身長3メートルのヒューマノイドに遭遇していた。
■夜の空軍基地に光り輝く人型生物が出現!
1976年11月12日午前1時45分頃、スペイン南西部バダホス県のタラベラ・ラ・レアル空軍基地で、スペイン空軍の兵士3名が警備任務に就いていた。彼らの証言によると、奇妙な音を聞き、強烈な光を目撃した後、基地の燃料貯蔵庫付近で光り輝く人型生物(ヒューマノイド)を目撃したのだった――。
ジャーナリストのフアン・ホセ・ベニテスのレポートによると、この事件は基地内の異なる場所に配置されていた2人の歩哨、ホセ・マリア・トレホとフアン・カリソサ・ルハンは2人とも無線干渉のような音を聞いたと証言している。この音は甲高い口笛のような音に変わり、何度か途切れたり再開したりを繰り返したという。
異音は止まず、男たちは周囲を調べたはじめたところ、3人目の兵士であるホセ・イダルゴが軍用犬を連れて捜索に加わった。
彼らは木々の間に、大きく緑色に光り輝くヒューマノイドを目撃した。身長は約3メートル、長い腕とずんぐりとした体つきをしていたという。その姿はあまりにも異様であった。

トレホがヒューマノイドに近づくと、突然具合が悪くなりその場に倒れたのだった。その直後に2人の兵士はヒューマノイドへ向けて発砲したが、発砲された弾数は証言によって異なっている。その後、ヒューマノイドは跡形もなく消え去った。
この事件で最も不可解な点の1つは、その後に起こったことだ。その後の現場検証では銃弾の薬莢も弾痕も一切見つからなかったのだ。
後の証言では、トレホは深刻な健康問題を抱え入院したとされている。これらの詳細は報告に基づくものであり、医療記録などの裏付けとなる文書がない限り、確定した事実とはみなせない。発砲された銃弾の正確な数、犬の行動、そしてそのヒューマノイドが兵士たちに与えた身体的影響についても、同様の注意が必要である。
この事件はフアン・ホセ・ベニテスの調査によって公になり、その後UFO研究の文献で広く議論された。彼の記事「タラベラでの遭遇」は、1978年2月号のイギリスの雑誌『Flying Saucer Review』に掲載された。後の号でもこの事件が再び取り上げられ、追加情報が加筆された。
これらの記事によって海外にもこの話が広まったが、新たな証拠や裏付けがあるわけではなかった。
1996年11月26日に機密解除されたスペインの国防省ファイルの中に、1976年11月12日にタラベラ・ラ・レアル空軍基地で発見された“部外者”に関する事件の文書があり注目を集めたが、その内容は事件に関する問い合わせに関連した通信記録や行政文書が収められているのみで、その夜に何が起きたかを報告する記述はなかった。
「タラベラ・ラ・レアル事件」は、説得力のある目撃証言がある一方で具体的な証拠や記録が残されておらず真偽は保留されたままである。オリジナルの捜査文書やそのほかの検証可能な証拠が出てくるまでは、同事件は未解決のままとなりそうだ。
参考:「Mysterium Incognita」ほか
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