>  > 【冤罪疑惑】4人を殺害し、“透明”になるまで切り刻んだ偽装夫婦

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「埼玉愛犬家連続殺人事件」で確定死刑囚となっている風間博子は、殺人に関する無実を訴えて再審請求を行っていた。それに対して、さいたま地裁は8月11日、再審請求棄却を決定した――。

 風間博子は元夫の関根元とともに、同事件で2009年最高裁にて死刑の判決が確定していたが、未だにその判決には疑問が残る。では一体どんな事件だったのだろうか?

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死刑囚・風間博子

■「ボディを透明にする」埼玉愛犬家連続殺人事件とは?

 事件が起きたのは、1993年。関根元と風間博子は、犬の繁殖や売買を行う「アフリカケンネル」の共同経営者だった。ふたりは、埼玉県熊谷の繁華街にペットショップを構え、街から離れた万吉というところに「犬舎」を持っていた。

 関根は、相場の10倍、100倍ほどの値段で犬を売りつける詐欺的商売を展開していた。だが、気づいた客から返金を要求されると、応じたくないがために殺害を行なった。また、その行為に気づき、関根を強請った暴力団組長代行やその付き人、関根の不倫相手などが次々と犠牲者となった。法廷では「毒物を飲ませて殺したか、毒物を飲ませて弱らせたところを絞殺したか?」が、争われた。遺体が残っていないために、今に至るも殺害方法は明確になっていないのだ。

ボディを透明にする」という関根の言葉に、この事件の異様さが現れている。被害者の遺体の肉をサイコロ状に細かく切り刻み、また骨を粉になるまで焼き、消滅させたのだ

 そして、95年1月、風間と関根は逮捕された。だが、風間・関根の裁判に証人として出廷したペットショップ役員の山崎永幸は、「(風間)博子さんは無実だと思います」と明言した。

 その言葉に導かれて事件の詳細を見ていくと、さらなる異様さが浮かび上がってくる。


■異例の犯行を行い続けた犯人

 関根は山崎に、「自分は30人以上もの人間を殺している」と語ったという。

 風間は関根と結婚するとすぐに、関根の凶暴さに気づいた。自分の連れ子に対する虐待がひどいのだ。なにか気に入らないことがあると、長男を裸にして玄関前のコンクリートに正座させ、腿の上にコンクリートブロックをいくつも乗せ、竹刀で叩くなどする。風間自身も、度々暴行を受けた。

 離婚を切り出せば、それが暴力を呼び込むことは目に見えている。しかし、ずっと悩み続けていた風間に好機が訪れる。92年に共同経営店「アフリカケンネル」に税務調査が入り、「離婚して不動産名義を移したほうがいい」という、弁護士からのアドバイスを受けたのだ。税金対策のための偽装離婚だと信じ込ませて、93年1月、風間は籍を抜くことに成功する。関根は家を出て行き、別居した。だが関根はしだいに、風間が本当に自分から離れていこうとしていると気づき、そして共犯という軛で、彼女を繋ぎ止めようとしたのだ。

 埼玉愛犬家連続殺人事件では3件の事件、4人の殺人が立件されている。だが、それ以前の関根による殺人は、「ボディを透明にする」手法によって立件されていない。

 事件は複雑に入り組んでいるので、今回は再審請求に直接関わる2件目に絞って事件を紹介しよう。

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