>  >  > NASA「宇宙人を探すための基礎研究」

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 先月27日に発生した御嶽山噴火は戦後最悪の被害を出し、非常に痛ましい事態となっている。火山の国日本で暮らしていると、どうしても噴火という災害を回避することはできない。日本は太平洋を取り囲む環太平洋造山帯の一部であり、火山活動が活発であることは周知の事実だ。

 そんな日本の太平洋を挟んだ向こう側、アメリカのカリフォルニア州にあるラッセン火山国立公園も日本と同じ造山帯上に位置しており、火山活動が非常に活発だ。そしてその環境の特性から現在、アメリカ航空宇宙局(NASA)による、宇宙人を探すための基礎研究が行われているという。さらに、そんな最先端の研究を高校生が支えていると聞くと意外ではないだろうか。


■“極限環境”でデータ収集

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Popular Science」の記事より

 カリフォルニア州にあるレッドブラフ高校三年生のメイソン・トゥルージロさんは、13人のクラスメイトらと共に雪靴を履いて、ラッセン火山国立公園の中を探索している。原始地球や火星について知るための貴重な手がかりとなる可能性がある、硫黄臭の水などの試料を収集し、それらからデータを取るためだ。

 ラッセン火山国立公園は、泥の間欠泉や噴気孔から100℃以上にも至る噴出がありながらも、永久雪原も持つ多様で過酷な環境である。古代から活動を続けるこの火山は、その環境が火星のそれに似ているとされ、NASAはここを「仮想火星」として注目し、調査をしている。高温の噴出が発生する場所は、ほとんどの生物には生き延びることの出来ない環境であるが、35億年前から地球に住んでいる微生物のような「極限環境微生物」は、それに適応しており、人が住めないところでも生命が存在する証左となっている。

 極限環境に関するデータを集めることは、研究者が他の惑星で生命の存在を調査する際に活用する資料の充実につながる。特に火星は、現在も探査機キュリオシティが土壌を採取するなど探査が活発で、ここでの研究結果を大いに活かせるだろう。生徒らが学校の研究室で試料を解析して得た、水熱に関する特徴のデータが、未来の火星探査の指針を示すことになるというわけだ。

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