>  > アインシュタイン 天才物理学者の知られざる10の素顔 

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※イメージ画像:『アルベルト・アインシュタイン ポスター』

不思議の国のアインシュタイン!

 そのプライベートは、相対性理論並に不可解!? 天才物理学者の知られざる10の素顔【前篇】

【はじめに─光の国の彼】

 20世紀最大の物理学者あるいは現代物理学の父とも呼ばれる、かのアルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein/1879─1955)博士─。

 彼は、1905年の「特殊相対性理論(Special relativity)、それを発展させた1915─16年の「一般相対性理論(General relativity)」により、人類がおよそ2000年にも渡って築き上げてきた世界の像(かたち)を、根底から覆してしまったトンデモ学者だ。

 なにしろ、時間と空間は恒久不変なものでなく、文字通り、「時と場合」に応じて伸び縮みするという、まったく新たな宇宙像をほぼ独力で切り開いてしまったのだから。しかも紙と鉛筆と自らのオツムだけを頼りに。

 ところが、この超天才の肖像写真を見ると…モジャモジャの白髪、額に刻まれた味わい深い皺の数々、そして、ペロリと舌を出したあの飄々としたおどけぶり…。誰もが思う。これはきさくで、茶目っ気たっぷりの、まったくの庶民そのものだ。そう、その辺に掃いて捨てるほどいるオッサンにすぎない…と。

 そんなギャップが今日、彼を並外れたポップ・スターの1人に仕立てあげているのかもしれない。それを「アインシュタイン・レジェンド」とでも呼びたい気がする。

 さて、今回は「不思議の国のアインシュタイン!」と題して、こっそり彼のプライバシーの世界を覗いてみたい。その舞台裏は、はたして私たちに何をもたらしてくれるだろう?


■影の国の彼

【1】 ベビー・アインシュタインは大頭、しかも超太っちょ

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 母親のパウリーネは、アルベルト(アインシュタイン)を産んだとき、頭があんまり大きく、しかも不格好だったので、生まれそこないではないかとたいそう心配した。後頭部が異様に大きく見えたのだ。家族も最初のうち、彼が奇形児であると考えていた。しかし医師がそれをなんとかなだめた。数週間すると、頭の形は正常に戻った。めでたし、めでたし。

 また、はじめてアルベルトを目にしたときに、祖母が何度も繰り返したつぶやきは「なんてデブなの、なんてデブなのっ!」だったと伝えられている。けれども、アルベルトは周囲の気がかりをよそに、少しだけスローな点を除けば、その後、ごく普通に成長していった。


【2】9歳までしゃべれない?/しゃべらない??

 幼少期のアルベルトは、めったに口を利かなかった。仮に話すことがあっても超スローだった。というのも、実際に声に出す前に、まず、頭の中で言葉をチェックしたり、試しに小声でつぶやいてみたりするクセがあったからだ。報告によれば、9歳になるまでこんな風だったので、両親は息子が知恵遅れかもしれないとヤキモキした。

 科学史家のオットー・ノイゲバウアーが語る次のエピソードは興味深いものだ。息子の「口が重かった」せいで、両親はいつもひどく気をもんでいた。しかし、ある日、とうとう、アルベルトがこの沈黙を破る日がやって来た!! 家族団らんの夕食のテーブルで、彼は突然、こう言った。「スープが熱すぎるよ」。

 ほっとしたのも束の間、すぐさま両親は、なぜ、今まで話さなかったのかと詰問した。すると息子の答えは「だって、今まで、しゃべる必要がなかったんだもん」だった

 トーマス・ソウェルは自著の中で、アインシュタインのほかにも、多くの優れた人々が幼年期も遅くなってからはじめて口を利くようになった事実を挙げている。彼はこれを「アインシュタイン症候群(The Einstein Syndrome)」と名づけた。


【3】5歳にして宇宙の神秘に開眼

 アルベルトが5歳のときのこと─。病気で寝ている彼に、父親があるものを与えた。科学への関心の引き金となった、そのあるものとは、なんの変哲もない、ポケット・コンパス(方位磁針)だった。

 幼いアルベルトを魅了した物、それは容器がどちらを向いても、針がいつも同じ方向を指す神秘にあった。彼は考えたらしい。「…ということは、なにもない空間の中にきっと、見えない力みたいなものが働いているはずだ…それがコンパスを引き寄せてるんだ」

 偉人の子供時代に共通するこの「ひらめき」のエピソードは、アインシュタインが世界的な名声を得た後、繰り返し語られることになる。

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