>  > ハリウッド発の特撮ヒーロー「フジヤマ・イチバン」!

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画像は、「フジヤマ・イチバン」オフィシャルサイトより

 つい先日映画の祭典であるアカデミー賞の授賞式が今年も行われた。キラ星のごとく輝きを放つスター達がレッドカーペットの上を歩く姿はめまいがするほど眩しい。このハリウッドの銀幕の世界で活躍する事を夢見てやってくる日本人も決して少なくない。それぞれ俳優や監督、カメラマンにメイクアップアーティストなど皆この厳しい業界で生き残れるよう日々戦っている。大手スタジオ制作の大作に出演するチャンスを得る者もいれば、ギャラはランチ代だけの学生映画の現場で1日12時間も働き詰めの衣装係など、さまざまだ。

 そんな中、一風変わった武器で戦っている日本人がいる。その男の名はミチ・ヤマト

 その男の武器は 殺陣を活かしたオリジナルの特撮ヒーロー「Fujiyama Ichiban フジヤマ・イチバン」だ。日本人にとって特撮は仮面ライダーやウルトラマンなどでなじみ深く、アメリカでもパワーレンジャー(Power Rangers)が大手プロダクションで制作されている。

 日米の特撮に橋を架けるがごとく、小さい頃からの夢を実現しようと自ら産み出したヒーローをプロデュースするヤマト氏にインタビューを敢行。はたして彼は時代錯誤なドン・キホーテか? それともハリウッドに現れたサムライなのか?

■日本の特撮界に入るまで

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――特撮ヒーローに魅了され、その世界に入るきっかけは何だったのですか?

ミチ・ヤマト氏(以下、ヤマト) まず最初のきっかけは、子どもの時に見た「仮面ライダー」ですね。大好きでお面をかぶってライダーごっこしてたのですが、市販のお面だと顔の正面だけなのが嫌で、頭が全部隠れるフルフェイスのマスクを手製で作ってました。

――今で言うコスプレのはしりですね。

ヤマト そうですかね? まぁそれぐらい仮面ライダーが好きで、色々ある特撮ヒーローの中でもライダーのアクションに魅了されました。小学校5年生の時に学芸会で仮面ライダーの舞台をやったのが始まりですね。中学に上がった時、8mmカメラを持っていた友達がいたので嬉々として「仮面ライダーを撮ろう!」と誘ったら、衣装が必要になるからダメって最初断られたんですよ。でも、「俺がライダーのスーツも作るから」と半ば強引に撮影しました。

――現在のFujiyama Ichibanにもそのセルフ・プロデュース能力が引き継がれていますね。

ヤマト その後、高校生になってからもいくつか仮面ライダーの自主映画の制作を続けていました。これらの8mm作品内で50メートルの高さの吊り橋にぶら下がるなどとんでもない事をしていて、取材に来てくれた雑誌社の方がおもしろいと思ってくれて、仮面ライダーの制作会社の東映に持っていってくれたんです。そしたら原作者の漫画家、石ノ森章太郎先生と東映の特撮作品の伝説的プロデューサーの平山亨さんが見ていただいたんです。それが切っ掛けでテレビの仮面ライダーシリーズのアクションとスタントを担当していた大野剣友会に入会することになりました。

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――凄い! いきなり仮面ライダーのトップに繋がったんですね。

ヤマト これって凄い縁ですよね。大野剣友会では殺陣とアクションの稽古にあけくれ、自主映画の製作も続けつつ、東映特撮ヒーローの撮影やライダーショーでスーツアクターとして働き始めました。殺陣の厳しい稽古とアクションの仕事と平行して大学で勉学に励むなど…さまざまな事を吸収した青春時代でした。稽古では礼節も叩き込まれましたよ。『礼に始まり礼に終わる』、日本武道の精神ですね。

――スーツアクターとして順調にキャリアを積んでいた中、転機となった出来事はありますか?

ヤマト 大学卒業間際にはアクションやスタントだけではなく、仮面ライダーグランプリというイベントをプロデュースしたんです。毎日放送、東映、石森プロ、小学館の4社に主催してもらったイベントで、その時来ていた子ども雑誌『てれびくん』(小学館)からフリーの編集の仕事のオファーをいただいたんです。

――それって同じ子ども向けエンターテイメント業界ですが、職種は全く違いますよね?

ヤマト そうなんですけど、スーツアクターとして働きながら自主映画やヒーローショーの脚本も担当していたので、わりとすんなりと入っていけましたね。殺陣の仕事をしながら『てれびくん』の編集者として3年ほど働いていました。特撮ヒーローやアニメなどのページを作成するんですが、やってみると想像以上に難しくて、勉強の連続でしたね。それと、当時は全く考えもしなかったんですが、アクションとスタントという現場仕事と、イベントオーガナイザーや雑誌編集など裏方の仕事をやれたのが、いい経験となって今のFujiyama Ichibanのトータルプロデュースに活かされていると思います。

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