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 運動ぎらいの中年男女には、かなりショッキングな研究結果が発表された。運動不足だとが萎縮するというのだ――。


■40代の過ごし方で60歳からの健康状態が決まる

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画像は「YouTube」より

 英紙「Daily Mail」の電子版によると、人間は40代をいかにアクティブに過ごすかで、60歳からの脳の健康状態が決まるのだという。

 ボストン大学医学部のニコール・スパルターノ博士はこう語っている。「ほとんどの人は、自分の脳の健康状態なんて高齢になるまで気にしないでしょう。ですが、中年期に『ある種の行動パターン』を続けてしまうと、老年期になって脳の委縮へと結びつくんです」。

 この「ある種の行動パターン」こそ、運動もせずゴロゴロしてばかりいる状態を指す。つまり、グータラな40代を過ごすと、60を迎える頃には、通常より脳みそが萎んでしまっているという恐ろしい現実が待っているのだ。

 去る3月4日、「米国心臓協会」で発表されたスパルターノ博士らの研究は過去20年間の集大成と呼べるだろう。70年代、博士らは1,200人以上の男女の脳と身体の健康状態を調査した。被験者の平均年齢は41歳。彼らにゆっくりとしたペースでトレッドミルを走ってもらい、各自の血圧と心拍数の変化を測定した。そして20年後、同一被験者たちが60歳になったときに、MRI画像診断と認知検査を受けてもらったのだ。

 驚いたことに、比較的軽いエクササイズにもかかわらず、40代で心臓がバクバクしていた人は、60歳時点で通常より脳ミソの量が少なくなっていることが判明。決断力も衰えていることが分かった。


■40代のとき運動不足の人は認知症を発病しやすい

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Y! Health」の記事より

 スパルターノ博士は「この研究発表は、あくまで経過報告」と断ったうえで、「すぐに息が上がってしまうのは運動不足の人で、心拍数や血圧の急激な上昇を経験します。すると、ダメージを受けやすい脳内の細い血管は傷つき、脳細胞も破壊されてしまう。それが、脳の委縮に結びつくのではないか」と持論を展開している。また、40代のとき運動不足の人は、認知症を発病しやすいことにも言及し、今後さらに10年単位で「何人が認知症になっているか」を追跡調査し、「認知症の発症率と中年期の健康状態との関連性を探りたい」と語っている。

 博士の研究では「ほとんどの成人は十分なエクササイズをしていない」とのことだが、「十分に身体を鍛えている人は、脳への酸素供給の効率が良い」とも説明している。また「毎日、軽く運動を続けて、心拍数を高める」ことが肝心で、定期的に歩くことは脳の成長を促し、週2~3回の散歩は「脳の老化を2年遅らせる」と発表している。

 運動不足は肥満の原因になるばかりでなく、第2の人生を楽しもうとした矢先に認知症を発病するハメにもなりかねない。普段からエレベータの代わりに階段を使うなど、エクササイズを始めるのに遅すぎることは無いと信じたい。
(文=佐藤Kay)

参考:「Daily Mail」、「Y! Health」ほか

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