【重要】グレートリセット後、世界は「ロシア宇宙主義」に染まる!? 先進技術と宗教保守が融合、人類を滅亡から救う“異端哲学”徹底解説

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イメージ画像:「Getty Images」

 全世界を覆うコロナ禍の中でも今年開催される「ダボス会議」だが、そのテーマは「大いなるやり直しの時」を意味する“グレートリセット”である。我々の文明はすべてをやり直さなければならないほど間違っていたということなのか。そこで西側社会の進歩史観に代わるオルタナティブとして注目を集めているのが「ロシア宇宙主義」である。

■ロシアの国民的アイデンティティの礎となる「ロシア宇宙主義」

 パンデミック、環境破壊、小惑星の地球衝突、第三次世界大戦による全面核戦争など“人類滅亡シナリオ”の数々に直面する人類に救いの一手はあるのか。

 その1つの解決策として先端科学技術と人体の融合によって人類の限界突破を図ろうとするトランスヒューマニズムが脚光を浴びている。トランスヒューマニストによれば、そう遠くない将来、人間は死をも克服できるというのである。

 現代の諸問題への解決策としてなかなか魅力的とも思えるトランスヒューマニズムだが、ロシアでの反応はちょっと異なるようだ。それというのもロシアでは150年も前から科学技術とロシア正教を融合させた「ロシア宇宙主義」が提唱されているからである。ロシア宇宙主義は単なるトランスヒューマニズムにとどまらないというのだ。

 19世紀の終わりにロシアの思想家、ニコライ・フョードロフ(1829-1903)は敬虔で道徳的なキリスト教の科学哲学を提唱した。彼は人類が万人の救済を達成するために技術革新を利用できると主張し、科学の進歩によって祖先を蘇生させ、不死を達成し、人間を神格化し、最後に宇宙を征服して制御するために活用でき得ると説いたのだ。

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ニコライ・フョードロフ 画像は「Wikipedia」より

 フョードロフの死後、宇宙航行学の先駆者コンスタンチン・ツィオルコフスキー(1857-1935)や地球化学の創設者ウラジーミル・ヴェルナツキー(1863-1945)などの有名なロシアの科学者は、技術進歩による未来的で精神的なビジョンに基づいてフョードロフの科学哲学をさらに掘り下げた。

 1970年代に、ソビエトの知識人グループはこれらの著者の難解な論文に情熱を傾け、「ロシア宇宙主義」の名前でそれらをまとめた。公式の共産主義イデオロギーとは対照的に、宇宙主義は異端の理論であったにもかかわらず、それは学者だけでなく、政治的および軍事的な高位のメンバーたちの関心を呼び起こした。

 そのうちの1人は、1989年から2003年まで超常現象の軍事利用に関する研究を担当した秘密部隊「10003」のディレクターであるアレクセイ・サヴィン中尉であった。ヴェルナツキーの論考に触発されて、彼は地球外の科学の原理「noocosmology」を編み出した。

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「The Conversation」の記事より

 同様に1994年、ロシア安全保障理事会の副書記であり、KGBの分析部門の元所長であるウラジミール・ルバノフは、「ロシアの国民的アイデンティティ」の基礎として宇宙主義を用いることを提案した。

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