人間が霊長類最大の男性器を持っている理由とは?
■人類の男性器が大きくなった要因
それではなぜ我々人類の男性器が一番大きくなりえたのだろうか? いまだ立証できているわけではないが、進化によって可能になった「2足歩行での直立姿勢」という観点から説明できるとカーノー氏は力説する。
「2足で歩くということは必然的に男性器を正面に構えられることができるよね。それによって正面から来るメスたちに対して、自身の男性器の魅力をアピールすることができるようになったというわけだ。チンパンジーのメスとは違って、人類のメスは不特定多数のオスと容易に交尾を重ねられない。すなわち、人類のオスが子孫を残すためには、自分の男性器の魅力を正面からメスにアピールしなくてはならなかった。そのような競争の中で必然的に男性器のサイズが大きくなっていったというわけなんだ」
またカーノー氏は別の要因として、人類が生きてきた過酷な自然環境が、男性器サイズを大きくしてきたという説も唱えている。人類の祖先は凍えるように寒い環境や、またはとんでもない暑さに耐え忍んで生きてきた。そのような激しい温度差の中を生き抜くために、体温調節という大きな役割を担うペニスが機能、サイズ共に成長していったという説である。
先にも触れたがニューサウスウェールズ大学は独自のメディアである「UNSWTV」を「YouTube」上で展開している。UNSWTV内でも他のジャンルのコンテンツがPV数を伸ばしている一方で、カーノー氏の「How Did We Get Here?」シリーズの前3回はあまりPV数が伸びていなかった。しかし、今回の最新版については少なからず批判を含むセンセーショナルを巻き起こしているようで、PV数も着実に伸びている。カーノー氏が今回このビデオシリーズで主張するセオリーが立証されるかは別として、人類の男性器がどのように発展してきたか、そしてまたこれからどのように発展していくのかというテーマについて、批判を恐れずに大学のメディアで発表するその心意気を評価したい。
(文=ジョー丸山)
参考:「Medical Daily」ほか
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