>  > 客室をまるごと切り離せる旅客機が画期的

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント9

 現代人にとって、もはや航空機は欠かせない移動手段となっている。しかし、墜落事故のことを考えると、どうしても別の交通機関を選んでしまう――そんな“飛行機嫌い”の読者もいるかもしれない。実際のところ、墜落事故に遭遇する確率は自動車事故よりもはるかに低いものだが、それでもひとたび起きれば、ほぼ乗客全員が見るも無残な死に方で命を落とすため恐怖が増幅される面もあるのだろう。

 しかし、墜落事故で一度に多数の乗客が死亡する、そんな時代もついに終わりを迎えるかもしれない。ウクライナの航空機エンジニアであるウラジーミル・タタレンコ氏が、これまで誰も思いつかなかった(?)画期的な旅客機を構想して発表、英紙「Independent」をはじめとする海外メディアを沸かせている。


■もう墜落事故は恐くない!?

DroppingCabin.jpg
画像は「YouTube」より引用

 今回タタレンコ氏が構想した、“墜落事故で乗客が死なない”旅客機、それはなんと「客室部分をそっくりそのまま切り離せる」構造になっている。タタレンコ氏が公開したイメージ映像を見れば一目瞭然、緊急時にキャビンがすっぽりと旅客機から抜け落ちるのだ。

DroppingCabin_2.jpg
画像は「YouTube」より引用

 放出された客室部分は、屋根に格納されているパラシュートが開くことで落下スピードが調節される。さらに、底部に格納されているゴム製のクッションが脹らむことで、着地時の衝撃を和らげるうえ、もし海に着水してもキャビンが沈むことはない。しかもキャビン下部は荷物の格納庫になっているため、乗客にとって失うものは何もない――といいことずくめだ。

DroppingCabin_3.jpg
画像は「YouTube」より引用

「墜落事故から生還することは可能なのです。世界中のエンジニアが、航空機をより安全なものにしようと日夜努力していますが、人為的操縦ミスなどのヒューマンエラーには為す術がないのが実情でした」(タタレンコ氏)

 一部分とはいえ、極めて重いジャンボジェット機を、パラシュートで安全に降下させることなど果たして可能なのか一抹の不安も頭をよぎるが、彼の解説によるとケブラー(芳香族ポリアミド系樹脂)やカーボンといった現存する素材と技術を組み合わせることで、より軽く強度に優れた機体を生み出せるという。決して夢の航空機などではないとのことだ。

動画は「YouTube」より

 キャビンが機体から切り離される図はなかなか衝撃的だが、「そうだその手があったか! と思わず膝を打った読者もいるのではないだろうか? タタレンコ氏も今回の構想プロジェクトに3年を費やすなど、その気合の入れようは生半可なものではない。ところが今、そんな彼の構想は、意外にも世界中から批判の嵐に晒されているようだ。

コメント

9:匿名2016年5月 1日 18:06 | 返信

そもそも、このアイデアの発案者もたぶんそうなのだろうけど、空挺降下の経験のない人、あるいはレジャーダイビングの経験しかない人の中には、パラシュートは安全にふわりと着地できるもの、との間違ったイメージがあるのかも。

8:匿名2016年5月 1日 17:47 | 返信


開傘時には従来のマヌーバ(人力操作)のほかにも、現在では地上から電波を使い、制御装置のついた傘をリモート・コントロールすることが可能です。米軍、自衛隊でもすでに実施しています。

ですが、掲載されているこのアイデアは、すでに第二次大戦当時から各国で検討されていた方法だけど、投下時の飛行姿勢、速度、高度、着陸時の衝撃等々などの問題から、実用化はほぼ困難とされています(つまり所定の条件が整わないと役に立たない)

特に衝撃については、単純に10kgの荷物を1mの高さから落としたらどれだけの衝撃があるかを考えてみればわかります。さらに着地場所は平地とは限らず、そこが岩場や森の場合だと、ほぼ確実にキャビンの一部または全部が破壊されることになります。

キャビンだけとしても客の重量と合わせて数十トンにもなる重量物が、開傘時、時速5Km~15km(自転車の一般的な速度)の降下率で、最低でも数百メートルの高さから落下するわけなので、座ったままだと乗客の多くが足や背骨、首などを骨折するおそれがあります。

なので、うまく開傘、着地できたとしても、平地や空港への不時着時と同等の被害が想定されることから(火災発生時をのぞき)このアイデアはアビオニクスの分野では、とっくのむかしに葬り去られていたものです。

着地時の衝撃を軽減し、しかも岩、森林、海などどのような場所でも安全に着地する方法として、球体の緩衝材(カプセル)に人(1~2名)を入れて航空機から射出し、パラシュートで降下させるという1950年代の米軍のアイデアは、その後、半世紀を経て人ではなく火星探査機で実用化され成功していますが・・・

それにイラストだと落下傘が2つしかついてないけど、実際には10トン前後の重量物を降下させるのに、目下最大といわれている大型パラシュート(直径30m)でさえ、最低でも3つくらいは必要になります(軍用の1トンまでOKの物料傘だと10) 当然、開傘までの時間(高度)も個人用の軽量パラと比べてそれだけ長くなります。また従来のモノコック構造の機体設計では、開傘時の強度に問題があるので、機体そのものの設計や材料の見直しが必要になります。 

7:匿名まるまる2016年2月29日 11:06 | 返信

凄い画期的なアイデアだと思います。飛行機が緊急に墜落している時に 落ちる場所も何もないでしょ!今の現状では、ほぼ全員助からないでしょ。救済の一つとして進めてもらいたい!!マイナスの事ばかり出し合わないでマイナスが人命救助の為のプラスになるアイデアを出し合ってほしい!!

6:匿名2016年2月25日 17:13 | 返信

デパートの上に落ちるくらいのとこやったら切り離さんでもデパートに落ちるやろ

5:匿名2016年2月10日 08:18 | 返信

羽を切り離して、同じように不時着するのはこれまで考えられない訳がないし、パラシュート降下ちゅうの制御はどうするのか?

最悪デパートの上に落ちて、崩落犠牲が増えるリスクが高いのでは?

4:匿名2016年2月 1日 20:54 | 返信

そうそう、切り離された機体はどうなるんだろ?
パイロットたちは助かるのか?

3:匿名2016年1月19日 14:12 | 返信

なお、費用

2:匿名2016年1月19日 12:39 | 返信

画期的ですね!素晴らしい。更に研究を重ねて実用化してほしい。なるべくはやく。

1:匿名2016年1月19日 11:01 | 返信

切り離された機体が住宅密集地に降りたら、
どうなるのだろう?

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。