>  >  > やはり「未来が過去に影響する」量子論

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント3
関連キーワード:

仲田しんじ

,

時間

,

未来

,

逆因果

,

過去

,

量子論

 なぜこんなことをしているのか、自分でもよくわからない行動を選択したことがないだろうか。またどうしても足が向いてしまう場所があったり、無性に会いたくなったり電話したくなる人物がいるというケースもあるだろう。こう言われて思い当たる節があっても今の時点でうまく説明がつかないようなら、その行為は、ひょっとすると未来の自分に導かれているのかもしれない……!?


■未来が過去に影響を及ぼす“逆因果”とは

futureisaffecting1.JPG
 「Express」の記事より

“量子もつれ”の状態にある2つの量子は、たとえ物理的に引き離したとしてもいわば運命共同体のように分かちがたく結びついた存在であることが、実験からも証明されている。また引き離された距離がたとえ北極と南極ほど離れていても、あるいは宇宙の端から端までであったにせよ量子論的には2つの量子は一心同体の振る舞いを見せるはずなのだ。例えばもし宇宙の端から端まで離れていたとした場合、一心同体の振る舞いを見せるためには2つの量子の間のコミュニケーションは光の速さを優に越えていることになる。したがって量子論はまさに時空をも超えた理論ということになるのである。

 そして単に時空を超えているだけでは済まされなくなっているようだ。なんと時間が過去へ向かって流れているケースも考えられるというから驚きだ。時間は前に進むだけでなく“巻き戻って”いる場合もあるということになる。

 この驚くべき理論は逆因果(retrocausiality)と呼ばれており、その名の通り時間を逆回しにした因果関係のことである。通常、発生したある現象は因果関係のある過去の何らかの出来事が原因になっていると考えるが、逆因果とはこの逆で、今起こっている出来事は未来の現象の影響を受けているとする考え方である。つまり原因は過去にあるのではなく未来にあるというわけである。

 米・チャップマン大学のマシュー・ライファー氏と、カナダ・理論物理学ペリメーター研究所のマシュー・ピュージー氏の2人の研究者が現在、この逆因果についての研究に本腰を入れて取り組み始めている。

「現在、物理学者と哲学者の少数のグループがこの逆因果について、研究すべき価値があると考えています」とマシュー・ライファー氏は科学系オンラインジャーナル「Phys.org」に話している。

 逆因果はあくまでも思考実験の上で登場した仮説理論なのだが、今やアカデミズムに属するサイエンティストが本気で研究対象に選んでいるのである。はたして本当に未来が過去に影響を及ぼしているケースがあるのだろうか。

関連キーワード

コメント

3:匿名2017年7月16日 05:04 | 返信

過去にあるのあるのではなく➞✕

過去にあるのではなく➞◯

なんじゃね?

2:匿名2017年7月15日 13:09 | 返信

最近のトカナで一番面白い記事だった
これは大体合ってると思うよ

1:匿名2017年7月15日 11:02 | 返信

時間は存在しない(人間がエントロピー変化を捉える際の概念にすぎない)ので因果律とは別に考えなければ駄目です。実際、現在の科学技術では、直接時間を測れる測定機器は存在せず、エントロピーの変化を時間に読み換えているだけです。

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。