旅客機がUFOとニアミス? 機長が証言した未知との遭遇の一部始終
2014.01.08 12:00
今回のUK Airprox Boardによる調査結果では、機長が見た謎の飛行物体が気象観測用ゴム気球や風船であった可能性を否定している。また、機長の報告について「A320型機の機長は、極めて接近した位置を高速で通過した物体を認識し、緊急性も感じていた」としつつ、「推測するしかないが、太陽光の反射がもたらした現象かも知れない」と述べている。そして「太陽光の反射説は理にかなったものであるが、この件に懸かるすべての疑問を払拭することは不可能であると結論付ける」として、断定を避けている。
ここ日本では、元自衛官の佐藤守氏が『実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』(講談社)において、自衛隊パイロットのUFO目撃体験を記録しているが、いまだにそれが本当のUFOだったかどうかは謎のままである。さらに、航空情報に詳しい人からは「飛行高度が高くなればなるほど、酸素が薄くなり、パイロットの意識も幻覚をみやすくなる傾向にある」とも指摘される。
果たしてA320型機は本当にUFOに遭遇したのか、それとも機長は反射光を目にしただけだったのか、読者のみなさんは今回の状況をどう判断するだろう。
(スポンジ保父)
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