完全なるシースルーボディー!!漁師が釣り上げた謎の生物、「サルパ」とは?
その透け透け具合は、もはやこれが地球外生命体だといわれても納得してしまいそうなほどだ。今月21日、英「Daily Mail」が伝えたところによると、ニュージーランドの海で完全にシースルーの、不思議な生物が釣り上げられたとして話題になっている。

サルパ「Daily Mail」より
漁師であるステュアート・フレーザーさんは、ニュージーランド北部、カリカリ半島から北へ70kmほどの海上で、息子たちとともに漁に勤しんでいた。とある瞬間、彼は海面近くを泳ぐ奇妙な生物を発見する。「見かけたときは、どうしようか迷ったのですが、結局好奇心の方が勝り、たぐり寄せて確かめることにしました」とはフレーザーさん談。
手にとって見ると、この生物の表面にはウロコ状の模様があり、意外にもしっかりした感触だったという。見た目はゼリーのようで、内部にオレンジ色の小さな塊がある以外、本当に何も入っていなかったそうだ。漁から帰ったフレーザーさんは仲間たちに写真を見せるが、誰もこの生物の正体を知らず、みな困惑するばかりだったという。
「しかし、これまで見たことがないような『何か』であることは確かだった」ため、情報を聞きつけたDaily Mailが調査に乗り出した結果、この生物の正体と、謎の多い生態が報じられることとなったのだ。
英国・国立海洋水族館の主席研究員であるデボラ・クラックネル氏がDaily Mailに対して語ったところによると、これは「サルパ」と呼ばれる海洋生物なのだという。「サルパ」は、樽のような形をして、ゼラチン状の体をポンプのように収縮させて泳ぎ、体内にあるフィルターに引っかかったプランクトンを食べているらしい。個体で生息したり、鎖のように連なって生息したりと、その世代ごとに異なる生き方をする珍しい種で、まだ明らかになっていないことが多いようだ。なお現在のところ、この透明な体は、捕食者から身を守るためのカモフラージュだと考えられている。
まだまだ私たちの知らない謎に満ちた海洋生物の世界。今回の「サルパ」は残念ながら新発見ではなかったようだが、今後も、私たちの想像が及びもしなかった事実が、少しずつ明らかになってゆくだろう。
(モンペ・アザブジュバーン)
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊完全なるシースルーボディー!!漁師が釣り上げた謎の生物、「サルパ」とは?のページです。サルパ、海洋生物、透明などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング05:35更新
- ・「Wow! シグナル」、発信源は恒星間天体「3I/ATLAS」だった?
- ・2つの巨石神殿のミステリアスな類似性
- ・シミュレーション世界から脱出できるのか?
- ・「世界の終わり」本当の姿とは?人類を滅ぼす“3つの黙示録”
- ・OpenAIが解明した“AIが嘘をつく理由”
- ・人類の月面着陸“陰謀論”が再燃か!?
- ・2026年に第三次世界大戦&未知との遭遇
- ・謎の恒星間天体「3I/ATLAS」は“異常な塊”だった!
- ・月は“地球外知的生命体による人工天体”なのか?
- ・地球へ向かう「宇宙船」騒動、その真相は科学者の“おふざけ”だった
- ・UFOに乗っているのは“高次元の地球人”だった!?宇宙人でも平行世界の住民でもなく… 識者が提示する「6つの証拠」
- ・中国に“世界で最も高い橋”が完成 ― 東京スカイツリーに匹敵の高さ
- ・「Wow! シグナル」、発信源は恒星間天体「3I/ATLAS」だった?
- ・現代も続く宗像大社「山田地蔵の呪い」とは?
- ・歴史の常識を覆す!? 5冊の“禁断の書”
- ・2つの巨石神殿のミステリアスな類似性
- ・謎の古代岩壁画「オネガのペトログリフ」
- ・シミュレーション世界から脱出できるのか?
- ・【心霊】戦後最大のビル火災「千日デパート火災」後に張り巡らされた“鏡の結界”とは…?
- ・「世界の終わり」本当の姿とは?人類を滅ぼす“3つの黙示録”