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釣魚台

 各国要人が宿泊する中国の迎賓館「釣魚台」には、金や清の時代の服装をした非常に美しい女性の幽霊が出没するという。しかも、この幽霊に遭遇した政府高官や要人は、政治的な失脚や刑死という最期を迎えてしまうというから驚きだ。


■中国の政治高官が力説する「釣魚台国賓館」の幽霊譚

・政府高官や外国の要人の迎賓館だった「釣魚台」

 釣魚台とは、元の時代に、耶律楚材(やりつそざい)の居宅として開発された後、金の皇帝、章宗が同地の池に釣り場を設け、清の皇帝、乾隆帝が皇家園林「玉淵潭(ぎょくえんだん)」を整備した場所だ。そしてさらに、中華人民共和国になった後、大整備が行われ、「釣魚台国賓館」として政府高官や外国の要人の迎賓館となっている。(現在は、一般客も宿泊可能)歴史があり、政治の中枢に存在した建物であるから、政治権力に近い人達の、感情の渦が怨念となって渦巻いているのは想像に難くない。

 この釣魚台について、中国の政治高官は、真顔でこのように力説した。

あそこは出るんですよ。それも1つや2つではない。さまざまな幽霊が出てきます

 さらに彼は「釣魚台国賓館」に伝わる幽霊の特徴を語りだす。

「中国では古くから女性は道具とみられていたせいか、政治権力の中で様々な惨い経験もあったのでしょう。それが怨念として幽霊となる。もちろん男性の幽霊もいますが、圧倒的に女性の方が怖いですね。」

 さらに興味深いのは、中国の金や清の時代の服装をした色白で非常に美しい女性の幽霊であるということだ。だれもが、「なぜこのようなところに」と思ってしまう。しかし近づくと、その女性は口や目から血を流しており、襲ってくる。そして、その女性の幽霊の襲われた政府高官や要人は、政治的な失脚や刑死に遭遇してしまうらしい。

釣魚台国賓館としては、各国の要人に、このような幽霊を見せるわけにはいかない。そこで、要人が来るたびに新しい建物を建てて、幽霊が出てこないようにしているという。そのうえ、行ったことがある人なら御存じかもしれないが、一晩中廊下の電気は点灯したままで、常に警備が回っている。表向きでは、釣魚台に宿泊した各国の要人がテロリストなどから襲われないように、また要人をターゲットとした諜報活動が横行しないように警備を厳重にしているといった説明をしているが、実際は、この幽霊から要人を守るためである。具体的には「女性の幽霊が要人を襲いそうになったら、警備員が要人との間に入って身代わりになれ」という命令が出ているのだ。一警備員なら、政治的な失脚も刑死もあまり関係がないというのが、身代りになる理由だという。


■コスプレのサービスと間違えられた幽霊の怨念

 このように厳重な警備をしている釣魚台国賓館であっても、この女性の幽霊に襲われた外国の要人がいたらしい。あくまでも噂でありその詳細は中国人も教えてくれなかったが、アフリカの某国の高官が、この釣魚台に宿泊した時に、その女性の幽霊に遭遇したのだ。あまり詳しいことを知らないアフリカの政治高官は、コスプレのサービスと思い、その女性の幽霊を部屋に招き入れた。その後のことは部屋の中でのことなので、詳細はわからないが、朝になって警備員がなかなか起きてこない政府高官の部屋に、同国秘書官と一緒に入ったところ、高官が床に倒れており、彼の腕や首筋には血の付いた歯形、背中には赤い手形がついていたという。水で洗うと、どちらもすぐにきれいになったので、そのまま政治的な日程をこなしたが、その後数週間後にその高官は国内の事情でスパイ容疑をかけられ、そのまま刑務所の中で自殺したそうだ。

 これと同じような事件が、毛沢東の4番目の夫人、政治指導者で文化大革命を主導し「紅色女皇」と呼ばれた「江青」の身にも起きていたらしい。

 この釣魚台国賓館は、文化大革命の最中は江青の住居であった。その時、江青は何度もこの女性の幽霊と遭遇しているのだという。当時、江青は、「私の家には、幽霊が召使に来る。幽霊も文化大革命に従うようになった」「私は幽霊を克服した。中国人は文化を克服できる」「わたしは主席のためにパトロールする歩哨にすぎません」と、よく口にしていたというのだ。

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