人間がやってきたことはすべて“変”なんじゃないか? ― 『奇界遺産2』佐藤健寿インタビュー 圧倒的写真と秘話
2014.05.12 18:00
■世界の“奇界遺産”を巡る旅
イエメン『奇界遺産2』より
――これほど膨大の地を巡り撮影されたため、写真の取捨選択も大変だったのではないでしょうか?
佐藤 実は100箇所くらい行っていて、その中から56箇所に絞っています。
――今回はどのような基準で行く場所を選ばれたんですか?
佐藤 今回はまずエリアで選びました。前回は北米や亜細亜、南米が多かったので中東やアフリカ、ヨーロッパなど、前作ではカバーできなかったエリアを入れています。そのため、前回と今作の世界地図を重ね合わせると、全世界を網羅するようにできてます。
――ちなみに前書きには、『部族間で戦争が起こった』と書かれていましたが、これは本当のことなんでしょうか。
佐藤 事実ですよ(笑)。部族間の戦争は、古代摩天楼を撮影したイエメンの話です。イエメンは首長制度があり、行政よりも首長、部族の長の権力が強いんです。それで、とあるエリアに行く時にはそのエリアの首長の許可が必要になったんですよ。でも、行こうと思っていたら、戦争というか部族間のいざこざが発生してしまい、立ち往生するはめになってしまった。町と町の間に検問が出来て、AKを持った武装兵が立っているので、本当に恐い。外国人なんかいないから余計目立つし。実際僕が行った街は、その2週間くらい前にヨーロッパの人が行ったら、車をマシンガンでボコボコにされて誘拐されてしまったんですよ。
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2024.10.02 20:00心霊人間がやってきたことはすべて“変”なんじゃないか? ― 『奇界遺産2』佐藤健寿インタビュー 圧倒的写真と秘話のページです。佐藤健寿、奇界遺産などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで