成長が止まる「小人の村」の謎 怪病かカメの呪いか?
2014.06.27 08:00
画像は「Odditycentral」より
■どこまでが正しい情報なのか?
ところで、現在中国当局はこの「小人の村」の存在を隠そうとはせず、国内のニュースで報じることも認めているが、外国人の立ち入りは禁じている。そのため村の歴史や現状については、立ち入ることが許可された中国人写真家の話や、漏れ伝わってくる噂に頼るしかなく、外に伝えられている情報のどこまでが真実であるのか、誰にも確実なことは言えないという点も指摘しておかなければならない。
実際、村を「謎の出来事」が襲ったとされる1951年よりも前、1947年にカリル・ロビン・エバンスという英国人科学者が、この地方ですでに数百人の小人を見かけたという証言も残っているというのだ。
さて、この「小人の村」で見られる謎の症状は、1951年の出来事を経験した人々の「子の世代」まで受け継がれたようだ。しかし、「孫の世代」以降は消えたと伝えられている。また1997年には、「村の土地に含まれる水銀が原因ではないか」という最も新しい仮説も発表されたが、これも証明されてはいない。
日々、未だ原因不明の症状に怯えながら暮らす「小人の村」の人々。いつかすべての謎が解き明かされ、彼らの不安が取り除かれる日が来るのだろうか。
(ヨムノ・トルグ)
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