ナチス占領下だったパリの解放から70年 今と昔のパリを写真で比較するプロジェクトが面白い

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 芸術の国、フランス。画家はもちろんだが、写真家でも大成した人は多い。ロベール・ドアノーやアンリ・カルティエ=ブレッソン、(ロジャー・ヴィオレット)などが挙げられる。名前を聞いただけではピンと来ない人もいるだろうが、彼らの写真は教科書などで必ずと言っていいほど目にしているはずだ。
 
 そんなフランスの偉大な写真家たちが、第二次世界大戦中ナチス・ドイツに占領されていた頃に撮影したパリと、現在のパリの風景を組み合わせた写真が「golem TREIZE」上で発表されている。これは、パリの解放からおよそ70年経ったことを記念して企画されたプロジェクトだ。

 現代のパリを撮影し、コメントをつけたのはJulien Knez氏。特に有名な写真家というわけではない彼だが、発想が面白く、なかなか見応えのある50枚の写真群となっている。パソコンで合成するのではなく、古い写真を“自らの手”で持って組み合わせているアナログさも、独特の雰囲気をつくりだしている。また、写真に映り込んだ現代人と、戦時中の人々の表情の違いにも注目だ。

 このプロジェクトは現地のフランス人にも好評で、ネット上では「素晴らしい!」「人を惹き付ける作品」「いい仕事だ」といった好意的なコメントが目立つ。

 また、一般人だけではなく、ハフィントンポスト(フランス語版)など、大手報道機関やパリ市の公式Twitterでもこのプロジェクトは拡散されている。さらに、パリの市長であるアン・イダルゴ氏も、「解放から70年、おめでとう」と、コメント。現在進行形でこのプロジェクトのニュースは広まっており、パリ市民に歴史を振り替えさせるきっかけとなりつつある。

ナチス占領下だったパリの解放から70年 今と昔のパリを写真で比較するプロジェクトが面白いの画像1プロジェクト「golem TREIZE」より
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ナチス占領下だったパリの解放から70年 今と昔のパリを写真で比較するプロジェクトが面白いの画像6プロジェクト「golem TREIZE」より
ナチス占領下だったパリの解放から70年 今と昔のパリを写真で比較するプロジェクトが面白いの画像7プロジェクト「golem TREIZE」より

「買い物したい!」「おいしいものが食べたい!」「すてきな景色がみたい!」といった理由でフランスに行きたい方も、歴史を学んでから行ってみると楽しさがより一層増すかもしれない。なぜこの場所にこのようなものがあるのか、ひとつ知っておくだけでもフランスはより面白い場所になるだろう。
(文=柏葉美月)

※「golem TREIZE」には、ほかにもたくさんの写真が掲載されている

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