【新事実】女性同士のセックスでもHIVに感染する! 一体なぜ?
HIVvirs「Wikipedia」よりしかし、このテキサス州の女性のケースでは性行為以外の感染リスクはなかった。そして、過去6カ月間交際していた43歳の女性パートナーが既に08年、HIV陽性と診断されていたことがわかっている。しかも、このパートナー女性はHIV感染者に必要な抗ウイルス薬の服用治療を09年2月に開始しながら、10年11月以降は勝手に中止していたのだ。
調査の結果、2人はバイブレーターなどの玩具を共用し、その際に出血したこともあったほか、生理中にも行為に及んでいたことがわかっている。そして決定的だったのは、検査で2人の体内から見つかったウイルスの3つの遺伝子領域で、遺伝子配列の98%以上が一致したこと。このことは43歳の女性から46歳の女性に感染したことを物語っていた。
■意外と感染率は低いHIV、しかし…
実は意外に知られていないことだが、HIVは元々ウイルスの中でも感染力は弱く、どちらかがHIV感染者の男性同性愛者間、異性間のセックス1回当たりで、もう一方のパートナーに感染する確率は0.1%以下とされる。
現在、治療に使われている複数の抗ウイルス薬の併用療法をしていれば、血中などのウイルス量は大幅に抑えられるため、さらに感染確率は減少する。つまり今回のケースは極めてまれな感染なのは明らかである。
そのことは改めて2つの当たり前のことを教えてくれている。まず、HIVに感染したら医師の指示に従って適切な治療を行い、かつそれを継続すること。そして同性間、異性間のいずれのセックスでもHIVを含む感染症の危険からは逃れられず、感染防止の対策もある程度必要であるということだ。
(文=チーム・ヘルスプレス)
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