ミステリーサークル史上最高傑作! わずか一晩のうちに麦畑に現れた謎のサークル!!
■犯罪者!? 芸術家!?
サークルを作成する人達の中では、より複雑で緻密なデザインを生み出そうとする競争が激しくなってきているようです。
ある集団は、畑に到着するやいなや猛烈な勢いで麦を刈り出しサークルを作って行くのだといいます。
なお、ウイリアムズ氏はイギリスでたった1人、ミステリーサークル捏造により農作物を荒らした罪で2000年に逮捕されています。その際はインターネットでサークルを広く紹介したとして100ポンド(約17,000円)の罰金を課され、起訴されました(ただしその後は花粉症を患い、作成には大変な苦労しているとか)。
もっとも畑を荒らされる農家の方はたまったものではなく、農家による厳重な取り締まりにより、ミステリーサークルは2012年に50件もあった出現件数が去年2013年には15件に激減しました。
消息通によれば、農家はこのミステリアスな芸術品(!?)を一目見ようとひっきりなしに訪れる観光客にもいい加減うんざりしているとのことです。
ジョン・ランドバーグ氏もサークルのデザインに関わるひとりなのですが、BBCの取材に対し、「畑では4月からは菜種油の収穫が始まり、6月には大麦、中旬から7月にかけては小麦と続きます。それらが終わった7月がサークルを作成するのに最も適したシーズンなのです。なぜなら麦の茎が真っ直ぐに伸びて折れやすいからです」と語っています。
氏は『サークルメーカー』と呼ばれる団体のメンバーだそうで、「メールや電話などで物凄い数の苦情や妨害を受けてきました。事務所にレンガを投げつけられたこともあります。まあアメリカと違って、銃で撃たれることはありませんが…」とも答えています。
ミステリーサークルがエイリアンの仕業だと信じている人達からは悪用されて困ることがあるとか。
「自分では悪ふざけしている気持ちはありません。ただ、『人間以外の手による超常現象によってできた』と信じている人々にそうでないことを認めさせたいのです。」
確かに人為的に作成されたものが大量にあるのは事実ですが、一方で中にはいくつか人力では説明できない事例もあるのだとか(倒れている植物に損傷が見られない=元々その角度で成長したかのように自然に曲がっていたり、植物内で細胞レベルの変化がみられる=植物の根が活性化され、非常に大きくなっているなど)。
全体の約1割ほどは説明がつかないとの説もあり、ミステリーサークルはまだまだ謎が多い現象でもあります。真実はどうであれこの壮大さと美しさ、確かに一度見てみたい気もしますね…!?
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Daily Mail」、「Crop Circles 2014」ほか
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2024.10.02 20:00心霊ミステリーサークル史上最高傑作! わずか一晩のうちに麦畑に現れた謎のサークル!!のページです。アート、クロップサークル、イギリス、ミステリーサークル、Maria Rosa.Sなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで