“本物”と認定されたUMA映像? アイスランドの超巨大ミミズ「ラーガルフリョゥト・ワーム」か?

動画は「YouTube」より

 2012年2月、アイスランドで撮影されたこの動画がネット上に公開されると、瞬く間に世界中で大反響を呼び、数百万回に上る再生回数を記録した。映像が捉えた謎の生物について、欧米メディアは当時こぞって「アイスランド版のネッシーだ」と報じ、現場に多くの取材班も押し寄せたが、結局その真偽は分からずじまいだった。

 ところが今月3日、英紙「Daily Express」が報じたところによると、この映像が嘘偽りのない現実の光景であったと第三者委員会が認定したという。


■謎の生物の正体は?

 アイスランド人のHjörtur E. Kjerúlfさんが、自宅寝室の窓から撮影したというこの動画。シャーベット状の氷で覆われた水面から、頭と胴体の一部をのぞかせながら、まるで巨大な蛇のような生物がウネウネと前進する様子がはっきりと確認できる。

 実はこの姿、アイスランドに伝わるUMA(未確認生物)、「ラーガルフリョゥト・ワーム」の姿とそっくりなのだそうだ。

 90m近い体長であるとされる「ラーガルフリョゥト・ワーム」。古くは1345年から現代に至るまで目撃証言も数多く、今回の第三者委員会の認定により、その存在の可能性がますます高まってきたとも言えそうだ。

■疑いの声も根強く残る

「第三者委員会の下した結論について聞きました。(委員会を構成する13名のうち)多数の人が正しい判断をしてくれたことは、本当に喜ばしい」

 知らせを受けたKjerúlfさんは、このように語っている。厳格な審査を経て、映像が確たるものとして認められたことにより、Kjerúlfさんは約47万円を授与されたという。しかしその一方で、「これは生物などではなく、氷に覆われながら移動していた何らかの物体だ」と疑いの声も消えてはいない模様だ。


 果たして映像は、本当に「ラーガルフリョゥト・ワーム」を捉えたものなのだろうか。仮に生物ではないとしたら、一体この光景をどう説明したらよいのだろう。まだまだ謎は残されている。
(編集部)

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