霊魂と選挙 ― 背後霊目撃談が相次ぐインドネシア新大統領の政策とは?
2014年10月20日、インドネシアは歴史的な瞬間を迎えた。同国史上初めて、庶民層出身の人物が大統領に就任したのだ。
インドネシア大統領は今まで、軍高官か軍とつながりのあるエリート家庭出身の人物が就任してきた。だがジョコ・ウィドド新大統領は、軍とのコネが一切ないスラム街の貧しい大工の息子である。贅沢を好まず、庶民層の国民との直接対話を重視するその姿勢は彼の絶大な人気につながっている。
大統領就任式当日、筆者は別メディアの取材のためにジャカルタを訪れていた。心配されていた反ジョコ派による暴動も一切なく、式は平和のうちに幕を閉じた。だがやはり、ここは心霊大国インドネシア。就任式の只中のジャカルタで、様々な怪奇現象が報告されている。
ジョコ氏と副大統領のユスフ・カラ氏に、背後霊が取り付いていたというのだ。
■王侯貴族の霊が新大統領に
インドネシアの有名アーティスト、サラ・ウィジャヤント氏はこう語る。
「私は新大統領の就任パレードで、王侯貴族の格好をした背後霊を見たの。それも強大なオーラを持った霊が」
大統領就任式では、宣誓が行われた国会議事堂から大統領官邸にジョコ氏とカラ氏が向かう際、途中で馬車を使った壮大なパレードが執り行われた。その際に二人の近くに霊が降臨した、というのだ。
「あれは間違いなく、神の思し召しね」
サラ氏はそう続ける。ちなみに彼女は現地では、超自然的な存在とコミュニケーションを取ることができるモデル兼歌手として知られている。
そしてこの「背後霊目撃談」は、サラ氏1人のものではない。パレードで不思議なものを見たという証言が、まさに今相次いでいるのだ。
これは何を意味するのか?
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2024.10.02 20:00心霊霊魂と選挙 ― 背後霊目撃談が相次ぐインドネシア新大統領の政策とは?のページです。インドネシア、澤田真一、背後霊などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで