幽霊の正体が明らかに? 科学実験で「得体の知れない存在」の誘発に成功
■身体的・感情的な極限状態で現れやすい「存在」
実は今回のような「目に見えないものを感じる感覚」というのは、自らの行動に忍び寄る何か、という点で「背後霊」や「悪魔」、あるいは「まぼろし」として一般的に感じられているものだ。その感覚がもっとも顕著に表れるのが、意外にも登山家や冒険家に多いというのだ。というのが、極端な身体的・感情的に高まった状態において、しばしばみられることによるのだそう。例えば、愛する人を失った直後に深く悲しんでいる時などでも当てはまるのだそうで、それらは時に身体的症状(てんかん、偏頭痛、精神分裂症やガンを含む脳への影響)を伴う病状と関連していることも少なくないというから驚きである。
ちなみにこの「存在の感覚」が初めて世間に明らかとなったのはかなり古く、登山家のラインホルト・メスナー氏が1970年6月にヒマラヤ山脈を下山している際に体験したものだという。メスナー氏が下山していた際、彼の弟と2人で歩いていたのだが、疲れや酸素不足、凍結のなか、視界の外に明らかに自分たちと一定の距離を保って一緒に下山していた第三者の存在を感じていたのだという。この状況こそまさに、「極端な精神的・身体的な極限状態」だったといえる。
宇宙人や巨人、雪男などの未確認生物と並び、常にいる・いないの論争の渦中にいる幽霊やおばけといった超常現象。今回の、科学的証明をもってしても存在を信じて止まない人はいるだろう。
たしかに、この実験によって、多くの人が脳の誤作動による霊体験を「心霊体験」として語っている可能性が高いことが明らかになった。しかし、だからといって「幽霊はいない」と決めつけるのは早計だ。それでは「心霊写真・心霊動画」は一体何なのか?複数人の同時霊体験をどう説明するのか? 「霊と会話した人物」がその内容を事実と照らし合わせた時に、合致した事実をどう説明するのだろうか? 「ポルターガイスト現象」は何なのか? 今後の科学的実験・調査に期待したい。
参照:Daily Mail
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