人の死がわかる猫「オスカー」 〜猫と超能力〜
■猫たちが示す「超能力」の数々
猫と超能力の関係についてネットで調べていると、興味深いサイトの記事に遭遇した。「The Cat Site」というウェブサイトの「Cat and ESP(猫と超能力)」という記事である。なかなか興味深い内容なので、以下その記事の概要を紹介したい。
●猫は飼い主のおおよその帰宅時間が分かる
イギリスの生物化学者、ルパート・シェルドレイク博士は動物の持つ説明不可能な能力に注目している科学者の1人である。そのシェルドレイク博士が行なった実験で、外出中の飼い主の行動(規則正しい通勤を行なう生活スタイルではない)と部屋に残されたペットの様子をそれぞれ観察したところ、猫や犬は飼い主のおおよその帰宅時間が分かるのではないかという結論に達したという。
これは先に犬で行なった実験なのだが、飼い主が外出先に滞在中の間は、ペットが窓から外の様子を伺ったのは僅か9パーセントに過ぎなかったが、飼い主が帰路に就いて帰宅するまでの間ペットは実に55パーセントもの時を窓から外を眺めることに費やしていたという。これと同じ実験を猫でも行なったところ、ほぼ同じ結果が得られたということだ。
●猫は飼い主がかけてきた電話を判別できる
シェルドレイク博士は電話を使った実験も行ない、猫は外出中の飼い主からかかってきた電話を判別できるという驚くべき研究結果を導き出した。
飼い主が外出し部屋に残された猫を観察したところ、飼い主からの電話の呼び出し音で猫は明らかに興奮した様子を見せるのだが、飼い主以外の者からの電話の呼び出し音には特に反応を示さないことが分かったという(電話機の液晶ディスプレイは念のために隠された)。猫と飼い主の間には、空間を越えた結びつきがあるのではないかとシェルドレイク博士は考えている。
●猫が1,600キロの距離を踏破して“帰宅”
オーストラリアに住む愛猫家が長期の海外バケーションのために飼い猫を1,600キロ離れたアデレードの実家に預けたのだが、帰国するや否や、実家から愛猫が逃げ出したという知らせを受けて大いに狼狽したという。
愛猫を失った悲しさに打ちひしがれて1年が過ぎたある日、全身に傷を負い痩せ細った愛猫が飼い主の家に姿を現したのだった。なんとこの猫はアデレードから遥々1,600キロの距離を野を越え川を渡り、2つの危険な砂漠を踏破し1年をかけて“帰宅”したのだ。
●猫は地震を予知できる
遡ること1980年11月7日、米カリフォルニアで地震研究に勤しんでいた地震学者のジム・バークランド氏は、いつもなら地方新聞に3、4件しか載っていない「迷い猫」の告知がなぜか14件もあることに気づいたという。そしてその数日後、カリフォルニア州ユーレカを襲ったマグネチュード7.4の地震が起ったのだ。この体験をもとに、バークランド氏は科学的アプローチに加え新聞の「迷い猫」欄にも注目するようになり、これ以後25もの数の地震を予測できたということだ。
有名な1989年のサンフランシスコ大地震の4日前にも、地元紙で普段なら4、5件の「迷い猫」がなんと27件にものぼっていたという。猫たちの異変に気づいたバークランド氏は地元新聞社に地震への警戒を呼びかけたが、他の学者たちの同意を得られずにこの警告は受け入れられないまま、あえなく地震当日を迎えてしまったのだった。
……等々、このような実例を挙げられると、やはり猫には人間には理解できない「超能力」がありそうに思えてくる。少なくとも猫と仲良くしておいて損はなさそうだと感じる次第だ。
(文=仲田しんじ)
参考:「Oddity Central」、「The Cat Site」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊人の死がわかる猫「オスカー」 〜猫と超能力〜のページです。オスカー、猫、地震予知、サイキック、予知、超能力、仲田しんじなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで