同性愛、SM、身体改造、ウェット&メッシー……。ノーマルな人からすればアンダーグラウンドで、妖しい雰囲気を醸すセクシャルマイノリティ(性的少数者)達の知られざる禁断の世界。そんな前人未到の領域に足を踏み入れて撮影した、ドキュメンタリー映画『凍蝶圖鑑』が1月10日(土)より新宿武蔵野館にて公開中だ。
この映画、変態をテーマにしているからといって過激なだけでない。彼らは純粋で慈愛に満ち、そして美しい。また、彼らの生きる姿を通じて「排除しないこと」の大切さや人間の尊厳について、力強いメッセージを放っているのだ。
今回トカナでは、本作を手掛け、過去には『未来世紀ニシナリ』『Pak-Poe 歌いたい歌がある』など、差別問題をテーマにドキュメンタリーを撮り続ける、社会派ドキュメンタリー作家・田中幸夫監督にインタビューを敢行した!