米空軍のUFO報告書(全12,618件)がオンラインで解禁!! 今、明かされる「プロジェクト・ブルーブック」の全貌に専門家も狂喜乱舞!
■偉業をやってのけた者は誰? その目的は?
世界のUFO界にこのように多大な貢献を果たした人物、その名をJohn Greenewaldという。彼はアメリカ政府やカナダ政府の機密指定が解かれた公文書を、自身で運営するウェブサイト「The Black Vault」上に公開する作業を続けており、「プロジェクト・ブルーブック」のオンラインアーカイブ化も、その一環であったようだ。
UFO情報サイト「OpenMinds」の取材に応じた彼は、取り組みの動機について次のように述べた。
「至ってシンプルな理由です。20年も続いた『プロジェクト・ブルーブック』は、UFO史そのものなのです。誰でも簡単に閲覧・検索できるようにしたかった」
「(全てを無料公開することで)プロ・アマ問わず、UFOの研究に取り組む人々にとって大幅なコスト削減が期待できるのではないでしょうか。きっと今まで見たこともない資料ばかりですよ」
そして、今回のような完全アーカイブ化に誰も取り組んでこなかった理由について問われると、
「13万ページにも及ぶ資料をデジタル化し、オンラインで整理するのは、並大抵の仕事ではありません」
「これまでにも一部の報告書を載せたサイトは存在しましたが、本当に有益なものはありませんでした。不完全だったり、(閲覧に)お金を払う必要があったり……」
「15歳のとき、インターネット上にない情報もたくさんあることに気がついて『The Black Vault』をはじめました。それから20年、ざっと150万ページもの文書を閲覧自由にしてきました。これからも課金などしませんよ」
と語っている。またGreenewald氏は、今も報告され続ける数々のUFO現象と、過去の貴重な資料とを比較・照合することで、謎の解明や、新たな事実の発見にも繋がるのではないかと期待しているようだ。
さて、報告書を閲覧していると、黒塗りにされている部分が多いことに気づくだろう。そこには、機密指定期間を過ぎてもなお公開することのできない、極めて重要な情報が隠されていると考える研究家もいるようだ。さらに本来、「プロジェクト・ブルーブック」の報告書は14,000件以上あり、「未解決・説明不可能なもの」とされたケースも1,600件を超えるはずだとの指摘もあるという。
それが正しければ、一般に公開された情報だけでなく、黒塗り部分や、闇に葬られたケースについて考察することも、真のUFO研究家・愛好家には求められているのかもしれない。いずれにしても、自宅にいながらアメリカ空軍のUFO調査報告書を読むことのできる時代がやってきたことは喜ばしい限りである。ぜひあなたも「プロジェクト・ブルーブック」の全貌に触れてみて欲しい。
(編集部)
参考:「Project Blue Book Collection」、「The Black Vault」、「OpenMinds」、
「アメリカ国立公文書記録管理局」、「The Daily Mirror」、「The Daily Mail」、ほか
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