『私が愛する7本の映画』~私の内なる狂気と無垢を可視化した映画たち~ 田中幸夫(映画監督)
2015.01.25 12:00
『愛の嵐』(1973年) 監督:リリアーナ・カヴァーニ
私が紹介する映画は、ある意味すべて心中ものかもしれない。ナチスをフレームにして退廃美を描く。
欧州の“デカダンス”は日本人の敵うところではない。今年1月に東京で公開した『凍蝶圖鑑』の惹句は「会ってなかったらきっと私 死んでたわ」だった。『愛の嵐』では「会ってしまった私たち 死ぬしかないのね」になるのだろう。メメント・モリ…死を想え。淫美な映画には必ず死(血)の匂いが纏わり付いている。
* 『凍蝶圖鑑(いてちょうずかん)』映画公式サイト itecho.jp
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