人体が全て丸見えに！ 芸術的なまでの高精細映像機能を誇る驚異のCTスキャナー！

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■人体内部の鮮烈な画像に驚かされる！

　そして改めて驚かされるのは新開発のアルゴリズムによって再現された極めて鮮明な人体内部の画像である。

　試験運用期間の6カ月の間にこのスキャナーの最初の被写体となったウエスト・ケンデイル・バプチスト病院内の患者たちの映像が先頃公開され、脳や血管や骨といった人体のあらゆる構造を捕らえた恐ろしいまでの高精細映像の数々が世間を驚かせているのだ。

　公開された画像と映像には、脳とその周辺の血液供給システムが一目瞭然でわかる大脳動脈輪の高精細画像や、人体の腹部の骨盤と大動脈の鮮烈な映像、胸部と心臓をいくつかの角度から撮影した鮮明な映像などがあり、思わず目を凝らして魅入ってしまうヴィジュアルの数々に圧倒されるばかりだ。

　映像の芸術性(!?)もさることながら、普及した暁には診察にかかるコストも低下すれば診察時間も大幅に短縮され、しかも被爆は最小限に抑えられるというのだからいい事づくめだ。この最新鋭スキャナーを、もしレオナルド・ダ・ヴィンチや杉田玄白があの世で知ったら、大いに悔しがるに違いない……!?
（文＝仲田しんじ）

参考：「Daily Mail」、「GE Healthcare」ほか

仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター　@nakata66shinji

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