最新スキャナでミイラを輪切り!! セクシー歌姫の“華麗なる人生”が蘇る!
5月22日からロンドンの大英博物館で開催される特別展「Ancient Lives: New Discoveries(新たに発見された古代の生活)」で展示される8体のミイラが、ある革新的な方法で、その生前の姿や生活が明らかになっているという。それは一体どのようなものなのだろうか?

4月10日に「DailyMail」に掲載された記事によると、研究チームはロンドン病院の最新型CTスキャナを用いて「棺を開ることなく、包帯を解くことなく、一切ダメージを与えずに」ミイラの全身を撮影。さらに、カーデザイン用のソフトウェアを駆使して画像を3Dイメージに作り変え、遺体の様子を詳細に調べあげたところ、いくつかの“新事実”が明らかになったという。
■明らかになった、ミイラ職人の秘技とは?
イメージ解析でわかったのは、ミイラ職人が遺体のヘラのような物を使って鼻の穴から脳みそを取り出していたということだ。これは、古代エジプトのテーベで紀元前600年に葬られたと推測される男性のミイラの頭蓋骨の中から、少量の脳みそ、それと共にヘラのような器具が見つかったことで判明した。このミイラについては、「作業の終わり近くになって頭蓋骨の中でヘラが折れ、取り出しきれなかった脳みそと共に器具の破片が残されたのではないか?」と、研究チームは推測している。
■古代エジプトのセクシーシンガーの人生が明らかに!
さらなる発見として、今回の特別展の目玉となっているのが、紀元前900年頃に葬られた「タムト(Tamut)」という名の女性のミイラだ。彼女はその棺に刻まれた象形文字から、太陽創造神「アモン・ラー」の彫像を供養する宮殿の歌姫であったとされている
古代エジプト社会において、歌姫は「エリート階級」に属していたといわれており、この歌姫・タムトも優雅な生活をしていたと考えられる。さらに、彼女の棺の装飾や、棺の中に収められた宝飾品類、衣服やアクセサリーなどからも判断できるように、非常に盛大な葬儀によって弔われた後に、もっとも手厚い作業でミイラ化されたとみられている。おそらく、子宝にも多く恵まれていたと思われるタムトの死亡年齢は、およそ35歳。これは当時の平均寿命だそうだ。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊最新スキャナでミイラを輪切り!! セクシー歌姫の“華麗なる人生”が蘇る!のページです。ミイラ、古代エジプト、仲田しんじなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
歴史最新記事
人気記事ランキング05:35更新
- ・中国に“世界で最も高い橋”が完成 ― 東京スカイツリーに匹敵の高さ
- ・歴史の常識を覆す!? 5冊の“禁断の書”
- ・2つの巨石神殿のミステリアスな類似性
- ・謎の古代岩壁画「オネガのペトログリフ」
- ・人類の月面着陸“陰謀論”が再燃か!?
- ・古代ギリシャ人はノートPCを使っていた?
- ・“聖杯”ついに発見か!?映画監督が「場所特定」と衝撃告白
- ・“古代の超技術”なのか… 常識を覆す4つの神秘的な古代寺院
- ・「ネブラ・ディスク」3800年前の天体図?オーパーツの真実
- ・中国白公山から発見された「バイゴンパイプ」の謎
- ・UFOに乗っているのは“高次元の地球人”だった!?宇宙人でも平行世界の住民でもなく… 識者が提示する「6つの証拠」
- ・中国に“世界で最も高い橋”が完成 ― 東京スカイツリーに匹敵の高さ
- ・「Wow! シグナル」、発信源は恒星間天体「3I/ATLAS」だった?
- ・現代も続く宗像大社「山田地蔵の呪い」とは?
- ・歴史の常識を覆す!? 5冊の“禁断の書”
- ・2つの巨石神殿のミステリアスな類似性
- ・謎の古代岩壁画「オネガのペトログリフ」
- ・シミュレーション世界から脱出できるのか?
- ・【心霊】戦後最大のビル火災「千日デパート火災」後に張り巡らされた“鏡の結界”とは…?
- ・「世界の終わり」本当の姿とは?人類を滅ぼす“3つの黙示録”